MBA出願のコツは〇〇から〇〇へのスムーズな移行 - 社会人留学・MBA取得 - 専門家プロファイル

川尻 秀道
ラウンジグループ株式会社 代表取締役兼CEO
東京都
MBA留学と起業のプロ

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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MBA出願のコツは〇〇から〇〇へのスムーズな移行

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MBA留学を決心したら、出願期限を定めて準備に取り掛かることになります。多くの人にとって、仕事をしながらの準備になるわけですから、のんびり時間をかけて取り組んでいたらいつ出願できるのかわかったものではありませんよね。出願準備のスケジュールをしっかりと立てて、自分で設定した出願月、出願年にはしっかりと出願できるように準備をしましょう。

そんなMBA出願ですが、出願に必要なモノは以下の3つのグループに分けることができます。

ゆび矢印グループA
点矢印画像TOEFL/IELTS等の英語能力測定試験対策
点矢印画像GMAT対策
点矢印画像成績証明書の手配

グループAは、全て数値で示すことができるものです。 MBAに必要な英語力を持っているかはTOEFL/IELTSのスコアで示され、MBAに必要な基礎的学力をもっているかはGMATのスコアで示されます。 大学時代の勤勉さは成績証明書の数値で示されます。これが主に足きりの材料として使われるものです。入学審査官は、世界中の出願者から送られてくる膨大な量の出願書類すべてに目を通す事は出来ません。そこで彼らは、数字ですぐに判断できるこれらの項目を足きりの材料として利用します。

とはいうものの、GMATのスコアと成績証明書の数値は高いに越した事はありません。一方TOEFL/IELTSのスコアについては、スクールが発表しているスコアをクリアしていれば次の審査段階へと進むことができます。言い換えると、TOEFL/IELTSで志望校の定めるスコアを達成したなら、さらなるスコアアップに目指すのではなく、次の準備段階進むべきだということが言えます。

ゆび矢印グループB
点矢印画像ビジネススクール選択
点矢印画像ビジネススクールの得意分野調査
点矢印画像カリキュラム調査
点矢印画像MBA国際認証の有無調査
点矢印画像キャンパス訪問
点矢印画像自己分析

グループBは、スクール選び、キャンパス訪問、学校説明会参加、スクールの得意分野調査、自己分析など、調査や分析作業が多いカテゴリーになります。これらのやり方や対策は、人によって大きく変わってくるのが特徴です。

どの国のMBAに出願するのか、どのビジネス分野をより専門的に研究していきたいのか、MBA取得後のキャリアをどうしていきたいのか、などにより実践方法は変わってきます。また、国際認証の有無の調査はMBAプログラムの質に大きくかかわってきますので、必ず行うことが必要となります。

ゆび矢印グループC
点矢印画像エッセイ作成
点矢印画像英文履歴書の作成
点矢印画像インタビュー対策
点矢印画像推薦状対策

グループCは、グループBでの調査結果を受けて内容を精査し強化していくものです。例えば、自分はなぜMBA留学をしたいのか、自分の強みや弱みは何か、を自己分析したとすると、その自己分析の結果に応じて、エッセイに書く内容、インタビューで答える内容などの出願戦略も変わってくることになります。

3つのグループをバランスよく進める。

MBAの準備では、これら3つのグループをバランスよく、そして自分でスケジュールした時間通りに進めていくことが重要となります。一般的には、MBA留学を決意してから出願までは12カ月から18カ月ぐらいの期間がかかると言われています。

まず最初にやるべきなのは、英語能力測定試験であるTOEFL/IELTS対策です。
MBA留学をする以上、基本的にどの国であっても必要なものとなります。フランス語、ドイツ語、中国語、など英語圏外の国であったとしても、多くのMBAプログラムでは英語で授業が行われるため、 TOEFL/IELTS の提出が義務づけられることとなります。

TOEFL/IELTSで目標スコアを取ることができたら、次はGMATの準備に取り掛かりましょう。
とはいうものの、GMATを必要としているのはアメリカのビジネススクールとMBA世界ランキングトップのスクールがほとんどで、ヨーロッパなどの国では名門校であってもGMATは免除になることがあります。事前調査をしておきましょう。

並行して、なるべく早い段階でビジネススクール調査や自己分析などのグループBの作業も行っていきましょう。まずは、なぜ自分はMBA留学をしたいのか、自分は一体何者なのかなど自己分析をして、自分にはどのMBAプログラムが合っているのかを見極めることが非常に大切です。各ビジネススクールとの相性もあります。 MBA取得後にあなたの経験や知識を存分に発揮するためにも、慎重なビジネススクール選定が大切です。

情報収集結果や分析結果を受けて、グループC、つまり、エッセイ作成、英文履歴書作成、インタビュー対策、推薦状対策へと移ります。情報収集結果や分析結果を、自分の頭の整理をしていなければ効果的な出願対策をすることができません。多くのMBA出願者が失敗してしまう原因は、インプットした内容をうまくアウトプットできていないという点です。このグループBからCへの移行を慎重に行う必要があります。MBA出願のコツはインプットからアウトプットへのスムーズな移行なのです。

多くの人にとって、仕事をしながらの準備になるわけですから、出願準備は非常にハードになるということがお分かりとか思います。平日夜の数時間と週末にしか時間が取れないということになり、スケジュール通り進まないことが多々あるかもしれません。平日など忙しい仕事から帰ってきてからは、なかなか出願準備をする気力も無いかもしれません。週末はゆっくり休みたいと思うでしょう。

それでもMBAはそんな事情にお構いなしです。それをクリアしなければMBAの学生としてビジネススクールスクールに入ることはできません。最後まで諦めることなく頑張りましょう。

まとめ

MBA出願に必要なものは3つのグループに分けられる。

ゆび矢印グループA
点矢印画像TOEFL/IELTS等の英語能力測定試験対策
点矢印画像GMAT対策
点矢印画像成績証明書の手配

ゆび矢印グループB
点矢印画像ビジネススクール選択
点矢印画像ビジネススクールの得意分野調査
点矢印画像カリキュラム調査
点矢印画像MBA国際認証の有無調査
点矢印画像キャンパス訪問
点矢印画像自己分析

ゆび矢印グループC
点矢印画像エッセイ作成
点矢印画像英文履歴書の作成
点矢印画像インタビュー対策
点矢印画像推薦状対策

Aは主に足きりの材料に使われる。Cを強化するには、Bに時間をかけて徹底的に行うことが大切。MBA出願のコツはインプット(B)からアウトプット(C)へのスムーズな移行である。

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