『ネーミングの秘訣 6』 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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『ネーミングの秘訣 6』

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ネーミング ネーミングの秘訣
こんにちは、ノーメン・ジャパンの島田千草です。

『ネーミングの秘訣』のシリーズの第6回目です。


♯6) ドットコムでのドメイン取得




会社名には、「ドット・シーオー・ドット・ジェイピー」はもちろんのこと、「ドットコム」でのドメイン取得が必要と、みなさんお考えになっていらっしゃることでしょう。


実際、グローバル化に対応すべき考えた外国語語源の新社名を「ドットコム」でドメイン取得をしようとしても、すでに第三者が取得しているケースが非常に多いのが現状です。


せっかく考えた新社名ですから、どんなことをしてでも「ドットコム」でドメイン取得したいとお考えでしたら、残された方法はただひとつ。


それは、買い取ることです。


但し、ここでは第3者によるドメイン取得の状況と対応を大きく3つに分けて考えてみましょう。


1) ドメインが販売専門サイトを通してすでに売り出されているのであれば、1000ドル程度〜のお金を支払って買い取ることも可能でしょう。


2) ドメインがアクティブに使用されていない場合でも、所有者と交渉の余地があります。

しかしながら、交渉相手が大企業という理由だけで金銭目当てに何万ドルもの高額な金額を要求されることも頻繁にありますので、覚悟して下さい。


3) ドメインが定期的に更新され社名としてつねに使用されている場合は、所有者の規模を問わず、譲渡はまず難しいと考えたほうがよろしいでしょう。


こうした「ドットコム」でのドメイン取得の実情をご理解頂いた上で、最初からこのような難題を回避するべくラクに「ドットコム」でのドメイン取得が行えるコツを、ネーミングコンサルタントの立場からお教えいたしましょう。


最も確実なのは造語形ネーミングですが、世界中の人々が同じようなことを考えている訳ですから、既存語、とりわけ英語をベースに語尾をちょっと替える程度のネ−ムですと、完璧な同一ネームがすでに存在していたりするものです。


そんなときには、新社名に加えて、あなたの会社の特徴を表現するようなワードを加えてみてはいかがでしょう。


例えば、IT系の企業であれば、Tech, Systems

(参考例)abc-tech.com, abc-system.com


一般的な企業として、Inc, Company

(参考例)abc-inc.com, abc-company.com


もちろん、新商品、新サービス名等の場合でしたら、ハイフンを入れてその後に会社名を続けることで、「ドットコム」でのドメイン取得も可能でしょう。


いずれにせよ、最終的に新社名を決定する以前に、ドメイン取得が可能かどうかドメイン検索サイトなどで予め調査することをお薦めいたします。


とはいっても、メッセージの込められた、誰もが容易に既存語と結びつけることができるような造語は、なかなかプロの手が入らないと生まれてこないものです。


今回はドメイン取得の話しかしておりませんが、そもそも商標調査でも同一商標、類似商標のハードルがきちんとクリアされていないと、商標登録すらできません。


つまるところ、「ドットコム」でのドメイン取得のために、必要以上の時間とお金、労力を費やすのならば、あなたの会社にピッタリのメッセージ性の高いブランド名をネーミングのプロ達に考えてもらうことも、結果的に決して無駄な投資にはならないはずです。


では、近日中に『ネーミングの秘訣7』を更新いたしますので、どうぞお楽しみに。




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www.nomenjapan.com