一方この建物譲渡特約付定期借地権取引の場合には地主は土地を提供しますが、建物の設計、建築、管理等はその施工会社が行いある一定の期間後に無償で地主に建物が譲渡されます。35年後等の譲渡価格は建築費の5%〜10%という金額になります。よって、老朽化した好立地にビルをお持ちの地主の方等がこのスキームを利用するとビルの建て替えが無償で出来て、且、30年後には10%等の非常に安い金額で建物の買い戻しができます。土地を貸している間も地代は入ってきますし、(場所によっては固定資産税額の6倍等)まとまった保証金も契約時に入ってきます。
このスキームの良い点は地主が建物の建築のコストやリスクを負担しなくて良い所です。また、希望があれば10年後等でも建物の減価償却費を引いた価格での建物の売買にも応じるそうです。このスキームに合致する人は以下のような人です。
1. 土地の売却はしたくないし、しない。但し、駅前等なので土地を有効活用したい。
2. 土地の上にビルが建っていて貸しビル業をしているが、建物が老朽化して危ない。
3. 既に借入が多く、新たな借入をして建物を建てる余力がない。
4. 建物を建てるには年齢的に不安がありその余力がない。
5. 駐車場経営をしているがもう少し高い収益を得たいと思っている。
6. 土地の売却も止むをえないと考えている。
7. リスクを負わずに安定収入を得たい。
8. まとまった保証金を望んでいる
この様な方にはメリットがあると思われます。更地で駐車場を運営しているよりも土地評価が低くなり固定資産税や相続税も軽減される点も見逃せません。
詳細はお問い合わせください。http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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