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勉強熱心な人は、よく本を読んでいます。
でも、本を読むスタンスについては注意が必要です。
本を読むのは表面的な知識を得るだけの目的だと
割り切ったほうがいいと思います。
私も
「そんなこと、今まで読んだ本にのってなかったですよ。」
と、病気の相談者から言われることがあります。
当たり前です。
最新の情報は、本にのるまで時間がかかります。
また、肝心な部分が載っていないことも多いです。
特に、気功のように個別の反応がはっきりと出やすい
内容の場合、気功のやり方は書いていても、その方法を
行うことで具体的にどんな変化が起こるかまで
詳しく書くことはできません。
また、リスクについてもあまり書かれていない本が
多いです。
気功の場合、気功精神病といった
気功したことによって精神的におかしくなるリスクが
あります。
あまり本にも書いていません。
だいたい、そういった問題が起こるのは
指導者が目の前にいない、通信教育で
気功を勉強するような人におこることが多いです。
例えば、経験を積んだ指導者の場合
様々な問題を体験していますから
目の前の生徒さんがおかしくなりかけたら
それがわかりますし、すぐに修正を行います。
ですから、問題になりません。
勉強することは良いことですが、
本だけで完結できることはそれほどありません。
最終的には、体験をしないとわからないことがほとんどです。
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このコラムの執筆専門家
- 木村 和夫
- （東京都 / 鍼灸師）
- 有限会社 木村爽健 代表
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