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対象:恋愛

堀江 健一
堀江 健一
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閲覧数順 2017年04月30日更新

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呪怨 2 リアル事故物件との遭遇

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死んだものの呪いが、家にとり付いて、その家に訪れた人々に災いを及ぼす。

それが「呪怨」のストーリーです。


前回は、偶然の成り行きから、劇場版1作目を観る流れになったので、ついでに劇場版の1作前のビデオ版「呪怨2」も鑑賞しました。

とにかくひたすら淡々と幽霊の母と息子が、家に関係した人の元を訪れ、呪いまくる様を描いたお話なんですね。

実際、事故物件と呼ばれる、いわく付きの家と言うのは、あるようです。

私は、特に霊感と言った「幽霊を見る力」はないのですが、ついでに私が実際にあった、ほんの少しだけゾッとするお話を書いてみます。


10年ほど前、結婚を控えた私は、新居になる中古マンションを探していました。

元々吉祥寺のアパートに住んでいたので、土地勘がある中央線沿線を中心に、不動産屋さんに頼んで物件のチラシを何十枚ともらい、休日はひたすら今の奥さんと、マンションの部屋めぐりをしていました。

季節も、今年のように暑い夏でした。

吉祥寺からバスで15分くらいの所にある、団地ではないのですが、同じ作りのマンションが何棟か群れを成していて、緑も多く静かな村のような物件に、不動産屋さんに案内されて訪れたことがありました。

家賃も手ごろで、キッチンも丸ごとリフォームしてあり、家内全体もきれいに清掃され、どうやら奥さんはとても気に入ったようです。

なかなか気に入る物件が無く、探すのにも疲れて、そんな中で珍しく気に入ったようです。

ところが、私がその物件の6畳の部屋に入った時、どうにも居心地が良くありません。

部屋に家具もないから、殺風景なのは仕方ないのですが、何かくつろげない感じがするのです。

強いて言葉で説明すれば、部屋がまぶしいように感じて落ち着けない。

この部屋の床が、他の部屋と比べて、高く作りかえられているのも何やら府に落ちない。

でも奥さんは「別にぃ~」と言う感じで。

私がしっくり来ないのを見て、不動産屋さんも、
「なんかあるのかも知れませんね。
私も長年この仕事しているので、たまにあるんですよね、わけありの物件って。
少し調べてみましょう」
と言ってくれてその日は保留にして帰りました。

後日、その地域の不動産仲間からの情報で、その部屋では家族の誰かがキッチンで焼身自殺を図ったのだそうです。
だからキッチンが丸ごとリフォームされていたのだろうと。

その人が亡くなったのか、未遂で終わったのかはわからないとのことでした。

ここからは私の妄想ですが、私が落ち着けないと思った部屋は、その自殺を図った住人が寝起きしていた部屋なのではないだろうか?と。

「奥さんは気に入ってもらったようで残念ですが、今回は止めたほうが良いですね」
となりました。



そして、もう八月も終わろうかと言うその日も不動産屋さんと物件めぐりをしていたのですが、もうチラシの物件もつき、結局気に入るマンションもないまま「もう今のが最後の物件ですよ。もうしばらく待たないと、新しいのは見つからないかも知れませんね」
とあきらめムードが漂いました。

「まいったなぁ。でも高い買い物だし、妥協はしたくないし」
と思っていたのですが、私の尻のポケットには、実はまだ一枚、見てみたい物件のチラシが入っていました。

その物件は、奥さんと二人でチラシを選別していて、「これはないね」と奥さんには却下されたものの、私は密かに「見てみたい」と思っていた物件でした。

何百枚もあるチラシの物件をすべて実際見て周る事はできません。

なぜ奥さんが却下したかと言うと、変な位置に床の間があって、使いづらそうな和室の部屋があったからです。

そこで、「実はダメもとで、もう一件だけ見てみたいところがあるんだけど、良いかしら?」
と足を伸ばしてみる事にしました。

マンションについて、玄関からエレベータホールに入ってみると、どこに通じているのかわからない不思議なドアが付いています。

「なんだこのドア?」
と開いてみると、マンションの玄関の裏側は実は商店街になっていて、カラオケ屋やコンビニ、蕎麦屋や喫茶店が入っているではありませんか。

まったくそんな作りになっているとは気が付かず、思わぬサプライズです。

で、実際部屋を見てみると南側に大きく窓があり、例の変な床の間も、箪笥でも置いてしまえば気にならなさそうです。

幸い、奥さんも気に入ったようで、すぐにそこに決まりました。

さっそく不動産屋さんに購入手続きをしてもらったところ、その部屋は一度買い手が付いたにもかかわらず、キャンセルが出てしまいキャンセル料が200万円ほど部屋のオーナーに支払われたので、その200万円分、値引きして良いとのことです。

つまり200万円分おまけしてくれたのです。

しかも、なかなか買い手が付かなかったので、オーナーさんは売るのをあきらめ、その日に私が購入希望を伝えなかったら、次の日には賃貸用の物件に回されてしまっていたそうでした。
なにやら、マンションに導かれているような気がして来ます。
良い意味で。
前に住んでいた人がその住処に残す想いも、何も呪いばかりではないと思いたいです。

縁があるという言い方もよくされます。

やがてこのマンションに問題が発生することになり、私も、ただ住んで食べて寝るだけの住居と言う以上の関わりを持つことになるのですが、
それはドラマ「ナポレオンの村」のブログをお読みになってみてください。



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