アメリカはどこで道を誤ったのか? #1 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

山藤 惠三
有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
東京都
クリエイティブディレクター

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対象:経営コンサルティング

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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アメリカはどこで道を誤ったのか? #1

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ベンチャー経営術、イマ〜戦略系。 販促・プロモーションのバックヤード
新聞やニュースで連日取り上げられていますが、アメリカ発の金融不安は、
すでにアメリカを含め、EC、ヨーロッパ諸国へと広がりを見せています。

エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。

今回は、今、そこにある危機として、アメリカ経済のサブプライムローン問題と、
世界的に広がる金融大恐慌について、私見としてお話をしたいと思います。

資本主義経済の死角



日本では、つい先日まで「アメリカ型金融システムの導入」が大人気で、
大手企業などが追従したが、今、そのアメリカがかつてのバブル経済の破綻の
ような、日本と同じような危機の中にあります。

最近、参考になるビジネス書をご紹介したいと思います。

アメリカはどこで道を誤ったか?



この書籍の著者は、米国の巨大投資信託会社の経営者で自らの実務体験の
遺影に、アメリカ経済の病を診断して、改善に向けての基本的方策を考察
しています。

日本のベンチャー経営者や、企業家にも参考になることが多いかな?


と思い、今回取り上げてみました。
企業活動について、
経営陣は、過剰報酬、短期利益至上主義経営の為の会計操作、利益操作など、
自分たちの利益を優先させて、企業の長期的健全な発展を目指していない
ものがとても多くなったと指摘します。


この問題は、企業の所有者である株主が監視しますが、アメリカでは個人が
株式を直接保有せずに資金運用を委託する、金融仲介機関(投資銀行や
運用会社など)を通じて、間接的に保有することが多いです。

そして、その金融仲介機関の経営陣やマネージャー自体も自らの利益を優先させて
動いているのです。

その結果、
企業の健全な発展に資する投資家ではなく、株価の短期的な
動きを重視して、短期売買を繰り返す、投機家になってしまっていることが
問題なのです。


本来、企業の業績を上げる使命を受けて活動している経営陣が、自分たちの報酬や
給料のことだけを考えて行動している、
これは、どこかの国の官僚やお役人さんだけのことではなかったのです。

つづく、

アメリカはどこで道を誤ったか?、ジョン・C・ボーグル

コラム著者: オールアバウト/専門プロファイル、山藤