- 石川 智
- オフィス石川 代表
- 高知県
- ファイナンシャル・プランナー
対象:家計・ライフプラン
こんにちは、石川です。
私もこの5月で49歳になりました。
いやぁ、歳を重ねたもんですね、心からそう感じています。
ところで、私はサラリーマンを15年前にやめましたが、もし、続けていたらおそらく「中間管理職」あたりにはなっていたのかもしれません。
15年前にも当然のことですが「会社の後輩」がいて、その面倒もみていたりしましたが、それは職務上というよりは、「何となく後輩から相談されたりする立場」だったからというところだったと記憶しています。
で、現在の私の同年代は職務として「管理者」になりつつあり、まさにその現場での「呟き」を聞かせてもらうことがあります。
例えば20代の若いし(土佐弁です。若者という意味です)を評価する時に、同年代以上の人たちがこう言っていたことがありました。
「最近の若いし(若者)は人に訊くことをしない」
自分が20代のころ、仕事上ではわからないことだらけでしたし、失敗しては学習するを繰り返していた記憶があります。
そんな自分は決して格好良くなかったとは思いますが、そうしないと仕事が進まないわけで、「人にわからないことを訊く」ということに特別な感情など当然持ち合わせていませんでした。
ただ確実にいえるのは、「小さなミスは沢山したけど、とんでもない大きなミスはそうしなかった」ということでしょうか。
今の私は20代の人とそんなに仕事で絡まないので、「そういう20代の気質」に気付かなかったのですが、最近それを思い知らされるできごとがありました。
うちの小学校の2年生の娘は自閉症スペクトラムなんで、いわゆる支援学級に通っています。
その支援学級にはうちと似た子どもが他に2人います。
その担当の先生がこの春から20代の若いしに替わり、しかもこの人が現場の経験がとても少ないということでして。。。
いやな予感はあったのですが、案の定、うちの嫁さんとは全くのコミュニケーション不足になりました(汗)
確かに、支援学級の子供たちは、確かに「手がかかる」のかもしれませんし、それを20代そこそこの先生に頼むのは確かに無理があるかもしれません。
そういう意味ではキャストのミスではないか、と言えるかも知れません。
しかし、うちの嫁さんと「連絡帳」でのやり取りで、その「困った事」を相談してくれれば、うちの方からも何かアドバイスができていたわけで。
が、これが全く「こっちに訊く」ということをしないし、他の先生に相談しているかどうかというと、、、、
つまり「彼流」で全てやろうとしているのです。
さすがにこの事態に気付いた時「最近の20代の人って。。。」というやつが頭を過ぎりました。
という話を仲間内でしていたら、「いやいや会社でも似たような人がいて」とか「そんな感じの若いしがいて本当に困惑した」という話が出るわ出るわ。。。
私は決して「ある一定の世代」を否定するものではありません。
しかし、一つだけ言いたい事があります。
それは
「こういう認識を、人を管理する立場の方は、肝に銘じていてください」
ということです。
この「わからないことを人に訊かない」という傾向が学校教育の影響なのか、それとも社会構造の影響なのか、全く他の原因によるものなのかわかりませんが、当人はなかなか気付かないと思いますので、彼らを管理する方が何か工夫をしないといけないと思います。
年寄りみたいに「最近の若い者は。。。」とは言いたくなかったのですが、ついついこぼしてしまいました。
ではまた、お会いしましょう!
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