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何も決めていない旅
水仙を助ける事が目的でした
カンナと同じく一ヶ月で咲いてくれた花です
球根は見えないので木のように残りません
カンナもいち早く咲いて皆に生きられるをくれたのに
忘れられてしまいました・・・
だから水仙を助けにいきました
そしてもしカンナが植えられるのであれば
元気を貰えるはずです
ストーリーがあるからです
植えたところがわかるよう
に葉の出ているlカンナを持ってきました
被災地で３人の出逢った方が
「カンナを植えたい 見てみたい」
そういって下さいました
これはもしかしたら 本当に必要と言う事かもしれない
そう重いました
「よし！いくべ！」と石巻へ向かうジープの中
１０４でよくニュースで聞く名の学校の電話番号を尋ねた
「こうこうこういうわけで 石巻に向かっています」
「私はこれから富士山の方に出掛けてしまいます
お会いできないですが 全てを伝えておきますので
お越し下さい お待ちしています」
「承知致しました そちらにつくのは夕方になってしまいますが」
「どうぞ どうぞ 子どもたちは元気にしてますから
むしろ体育館に寝泊まりしている皆様の方がカンナの花は必要です」
その日はその教頭先生にはお会いできませんでした
そのかわり ボランティアスタッフの皆様が
案内して下さいました
「あ～東京からようこそ ご苦労様です」
と体育館に案内されマイクを渡されました
夕食を待つひととき
大きな画面のTVが今日入ったそうです
久しぶりのTVを楽しむ姿が感じられました
マイク？？・・・・
東京の避難所は高く段ボールがめぐらせられていて
狭く暗い感じがした
蒲生では 膝丈ほどの仕切りのみでした
そして な・な・なんと
ここ石巻では仕切りはないのでした
布団と布団の間が境目です
そしてマイクを渡されたこと
「話してもいいのですか・・・」
体育館の真ん中に案内されました
せっかくのTV くつろいでいるところに申し訳ないと思い
始めは小さな声で話ました
だんだんと皆さんの体がこちらに向いて下さいました
広島の話で
カンナの話で
少しでも元気になって頂けたら・・・
そんな想いでお話させて頂きました
そして 植木鉢に土をいれました
「もし宜しければ 一緒にカンナを植えませんか」
すると １０人くらいの方々が集まってきて下さり
一緒に手を添えて植えました
お食事の始まるまで いろいろお話も致しました
インターネットで
「これ？」と言ってカンナ・プロジェクトを
検索して下さる方々もいて下さいました
すっかり日も暮れて 夕食の時間となり
おいとましました
その時の写真を後で送って下さいました
後で探してUPします
東京ではあれほどまでに厳しかった規則
仙台ではほとんどノーチェックで
仕切りもひくく
石巻では仕切りさえなくなっていました
「東京では規則が厳しく仕切りがありプライバシーが優先していました」
「へ～ となりのおばあちゃんのこと心配だから いつでも見えてたら安心でしょう」
おっしゃる通りです
東京との差を感じながら色々考えさせられました
