そもそも、あしなが育英会は、遺児高校生・大学生たちの活動で誕生しました。街頭募金にお金を入れてくださる方や奨学金を継続的に送金してくださるあしながさんへの「恩返し運動」として、1983年に災害遺児の奨学金制度をつくる運動が始まり、1988年に災害遺児奨学金制度が発足しました。
更に、進学した災害遺児が病気遺児の奨学金制度づくりを呼びかけ、1993年に病気遺児奨学金制度発足に合わせて、あしなが育英会(初代会長・武田豊新日鉄社長、現会長・玉井義臣)が誕生したのです。中々、保険業に携わる人でも知らない人が多いので、実際の奨学金制度を下記に抜粋しましたのでご参考にして下さい。
(奨学金制度の内容)
※利用できる人
保護者等が病気や災害(交通事故をのぞく)または自死(自殺)などで死亡したり、著しい後遺障害のため働けない。
家庭の生活事情が苦しく教育費に困っている。
※保護者等とは、父親、母親、親権者、後見人、里親、保護受託者のことをいいます。
※著しい後遺障害とは、次の障害認定を受けている場合をいいます。
イ. 国民年金法による第2級以上
ロ. 身体障害者福祉法、厚生年金保険法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律等による第3級以上
ハ. 労働者災害補償保険法等にもとづく第3級以上
高校、大学、専門学校などに進学を希望している、経済的に苦しい遺児に奨学金を貸し出して支援しています。不況の影響で奨学金応募者が増加しています。
病気、災害、自殺などで保護者を亡くしたり、重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちの奨学金制度は、
1.高校・高専奨学金(国公立2万5千円、私立3万円)
2.大学・短大奨学金(一般4万円、特別5万円)
3.専門学校奨学金(4万円)
4.大学院奨学金(8万円)
の4種類があります(カッコ内は、貸付月額)。経済的に厳しい家庭の遺児高校生には、全員に貸し出しを目指していますが、急激な応募者増加で、専門学校と大学奨学金は、希望者全員には貸し出しができない状況です
「オンコセラピー・サイエンス奨学金」制度
医学・薬学・看護学を専攻する大学生らだけを対象とする、医療関係の篤志家が特定寄付された「オンコセラピー奨学金」があります。奨学金月額は5万円(半額は給付)です。返還は卒業半年後から20年間に割賦返済します。
如何ですか?遺児や母子家庭の生活や厳しさが少しは、お分かり頂けると思います。保険がいかに大切で重要であるかを理解頂き、良い担当者より加入する事が重要ですね。
このコラムの執筆専門家
- 植森 宏昌
- (大阪府 / ファイナンシャルプランナー)
- 有限会社アイスビィ 代表取締役
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