- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
今回はこのお題で書かせていただきます。
「相手のためにやる」と「相手の立場に立つ」です。
両方とも似た言葉だと思いませんか?
例えば…、
・父のためにやる と 父の立場に立つ
・お客様のためにやる と お客様の立場に立つ
同じように感じますね。
でもこれは明確に違うとある勉強会で学びました。
本日はそのことについて紹介させてください。
先日の実体験
こないだ新幹線に乗ろうとした時の体験です。
改札に新幹線の回数券を入れて、改札を通り抜けようとしたところ、自動改札が閉まってしまいました。
期限が切れているわけでもないのに、おかしいなと思い、係員に通れない旨を伝えたところ、回数券を入れた後に、乗車券(スイカのタッチ)を入れてください。とのこと。
たぶん「お客様(この場合は私)のことを思って」、良くある質問に対する回答をしたのでしょう。
ただここで思ったことは「回数券を持っている」という事実から「お客様の立場に立って」考えてほしかったと思います。
なぜなら回数券をもっているということは、「新幹線に乗りなれているはず」と思い、良くある質問にあるような思い違いはしないだろうと。
ちなみにこのときは回数券の磁器トラブルのようで、自動改札が通れなかったです。
(自分の顧客体験で恐縮です。私はいわゆる「モンスター」ではないので、当然紳士的に対応させていただきました 汗)
ベクトルがどこに向いているか?
この体験からもわかる通り、「相手のために」は必ずしも「相手の立場に」そっているものではないのです。
つまりこういうことです。
・相手のためにやる
⇒ ベクトルが「自分」に向いている、結果満足するのは「自分」
・相手の立場に立つ
⇒ ベクトルが「相手」に向いている、結果満足するのは「相手」
このように明確な違いがあります。
自分では良いことしていると思うのだけれども、なかなか相手がわかってくれないとか、伝わらないと思うこと多くないですか?
上司に対して、メンバーに対して。お客様に対して、取引先に対して。親兄弟に対して、家族に対して。
さまざまな人間関係を見直してみるといかがでしょうか?
それは「相手のためにやっている」のでしょうか?それとも「相手の立場に立ってやっている」のでしょうか?
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