- 高草木 陽光
- HaRuカウンセリングオフィス 代表
- 東京都
- 夫婦問題カウンセラー
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
妻が一生根に持つ夫の言動
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夫婦問題カウンセラーの高草木陽光(たかくさぎ はるみ)です。
「えっ!?何のこと?」「何で今更?」と思う夫・・・
しかし、妻は“あの時”のことを忘れたことなどありません!
夫にしてみたら、たいした事とは思っていない“ひとこと”が
妻にとっては『一生根に持つひとこと』だったりするのをご存知ですか?
たぶん、世の中の男性のほとんどの人は、考えたことも無いことなのではないかと思います。
それか、意識もしていないこと・・・
現に、夫との将来を考えられなくなり、離婚を前提にご相談に訪れる人達は
「夫が浮気をした」「夫に多額の借金があることが発覚した」などが
本当の理由だと思い込んでいる人がほとんどです。
しかし、実際それらの理由は、ほんの“きっかけ”に過ぎません。
今までの10年、20年、30年の積み重なった不満やイライラが
浮気や借金を“きっかけ”に爆発しただけなのです。
特に女性は、人生の一大イベントである「出産」の時に
夫がとった行動や、言われた心無い言葉は、その後何十年も心の奥底に染み付いている人が多いのです。
例えば・・・
“今日生まれるかも知れない”という日に、夫は仲間達との草野球に出かけてしまった・・・
という話があります。
妻のAさんは、20年経った今でも、夫の思いやりの無いその行動が許せないと言います。
仮に、安産だったとしても、子供を産むことは女性の身体に大きな負担が掛かります。
それを理解していない男性は「楽そうだったな」「軽かったな」「早かったね」など
無神経な言葉を妻にかけてしまうことがあります。
夫としてみれば、励ますつもりで言った言葉なのかもしれませんが
妻にとっては少しの励ましにもなっていないのです。
それどころか、一生根に持たれる“危険な言葉”だということを男性は認識しておきましょう。
出産時に特別な言葉を掛けてもらいたいとは妻も思っていません。
温かい“ひとこと”でいいのです。
「ありがとう」「よく頑張ったね」「お疲れ様」など、大変な思いで出産に臨んだ妻にとって
この日に言われた夫からの優しい言葉は、一生心に残ります。
夫から言われた酷い言葉も、嬉しいひとことも
母になった日の“特別の言葉”として妻の心に刻まれるのです。
それともう1つ・・・
出産時だけではなく、“妻の体調が悪い時にとる言動”にもお気を付けください。
妻が風邪をひいて寝込んでいる時に、妻の身体のことを心配するよりも先に
“自分の食事がどうなるのか?”を心配していたりしませんか?
「俺のメシはどうするんだ?」なんて言っていませんか?
子供じゃあるまいし、自分で何も作れないのならコンビニに行きなさい!
普段から何でも妻任せの夫こそ、妻に離婚されたら一番困るでしょう?
妻が具合が悪い時は、夫の優しさをアピールするチャンスなのです!
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