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堀江 健一
堀江 健一
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ヒロコグレース
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閲覧数順 2016年12月10日更新

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アオイホノオ 2 考える価値も無い、と思われている事を考えるのが芸術家

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恋愛心理 自己受容

80年代、マンガやアニメの奇才たちが集まる大阪芸術大学を舞台に繰り広げられる青春コメディ「アオイホノオ」を題材に書いています。


今回は、続きで、私が通っていた日大芸術学部での出来事を紹介してみます。

ある早朝、アトリエ(デッサンしたり絵を描く教室)に行った時の出来事です。

午前中は一般教養の授業があるので、まだ誰もアトリエにはいないだろうと思っていたのですが、近づいて行くと、中から3,4人の声が聞こえて来ます。どうやらデッサンについての批評をしている様子。
「へぇ熱心な人がいるなぁ」と思ってドアを開けてみると、中にはたった1人しかいません。
シーンと静まり返ったアトリエの中を、ちょっと周りをキョロキョロ探してしまいました。

なんと声を掛けて良いのか途方にくれてしまい、「おはよう」とだけ挨拶しました。

相手の彼も、なんとなくばつが悪い。

後で考えてみれば、そうして自分の中の色んな意見を、口に出して自分のデッサンを論評していたのでしょう。

でも私は、「え~っ!!」と驚いてしまいました。


別に「狂気じみた」ところがある人ではない事が段々分かってきて、話もするようになりましたが、いきなりそんな場面に出くわしたら、面食らいますよね。


ただ彼は、いつもネクタイをしており、しかもその柄が、自分で描いたダリの作品の模写なのです。それを日替わりで何本も持っているようでした。

 





また、ある冬の事、学友の一人がスキー旅行を提案したので、みんなで行く事になりました。

私は用事があったので、参加出来なかったので、後でその楽しい思い出を聞いてみると、、、。

夕方になりスキーを切り上げて、もう宿に行こうとなって、その幹事の友人に「宿はどこら辺にあるの?」と聞くと、

「あぁまだ取ってないよ。これから探そう」

と当たり前のように言い放ったそうです。

みんな「エ~ッ」と、のけぞったそうで、その場面を想像すると、可笑しくて仕方ありません。

でも世の中どうにかなるもので、10人くらいメンバーがいたのですが、なんとかホテルを探せたそうです。




私自身、絵を描くのは好きでしたし、少しは才能もあるのではないかと思っていましたが、学年が進むにつれ、いかに自分が「平凡か」と身にしみて感じるようになります。


技法やデッサンは練習すればどうにか上達するものですが、肝心の
「何を、どう描くか」
と言う発想は、訓練ではなかなか獲得することはできません。
努力したり、頭を働かせるだけで、考えて出てくるものでもありません。


昔、絵が上手い人が「宗教画」を描いたり、宮廷画家として肖像画を描いていた時代だったら、絵が上手いだけで「芸術家」と呼ばれる事もあったかもしれませんが、現代のアートでは、その独自性や、独創性、表現されるものの意味等が問われるものです。


先日、横浜で3年に一度行われる、街ぐるみのアート展覧会とも言える
「横浜国際トリエンナーレ」と言う催しに行ってきました。

横浜美術館での展覧会のテーマを紹介する文章に、芸術家とはどんな人を指すのかと書いてありました。

「普通の人々が、見る必要もないもの、考える価値も無いと見過ごしているような事に対して、目を向け、考えを馳せ、新たな意味や価値を見出そうとする人」

というような事です。

展示物の例としては、ジョン・ケージと言う音楽家の、まったく何の演奏もされない無音の曲で有名な「4分33秒」という曲があるのですが、その楽譜が展示されていました。
当然、楽譜にも何の音符も記号も書かれていません。


なるほどなぁと思いました。


やはり芸術家は「普通の人」では成り立たないのですね。
つまり「変な人」でないと、人が見ていない物を発見する事は難しい事でしょう。


もっと自分が「変な人だったら良いのに」と思います。
自分は平凡すぎる。なんて平凡なんだろう。かなり珍しいくらい平凡だ、くらいに。


まぁ大抵の人は、「自分は人から、変な人と思われたくない」と思っておられるでしょうから、
「変な人になりたい」と思っている時点で、充分変な人かも知れませんが。


「アオイホノオ」に登場する主人公、焔君も、何とかして「自分にしか描けないような、新しいスタイルの漫画」を見つけ出す事に、試行錯誤や努力を重ねます。

しかし、なかなか「自分が描きたいもの」自体を見つけ出す事が出来ません。

しかし、ライバルである庵野は、すでに自分の描きたいものが湧くように出てきて、その表現を「アニメで具体的にするにはどう見せるか?」にはとても苦労はするのですが、
「すでに描きたいものがある」時点で先を行っている訳ですから、非常に焦りと嫉妬を感じるのですね。



カウンセリングに訪れるクライアントさんの中には、やはり
「自分の考えは、変だと思う」
「自分は人と違っている事で悩んでいる」

とおっしゃる方が多いものです。

そうした方を単純に「変なことで悩んでいる、困った人」という見方ができません。

その悩みの中に、いったいどんな意味が隠されているのだろうか?と興味をそそられ、一緒に意味を見出したい気持ちになります。

人と違っている事が羨ましく思うことさえあります。

ただ、「人と違う」ことで、他人との生活がままならず、生き難い想いをされていることには同情もしますし、同時に
「芸術家になってれば、すごい才能を開花させた人かも知れないなぁ」
「芸術大学に行っていれば、仲間が沢山できただろうに」


と思うことが多々あるものです。









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