アオイホノオ 3 やりたい事が無い人の焦りと苦悩 - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

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堀江 健一
堀江 健一
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ヒロコグレース
(恋愛、婚活、夫婦関係アドバイザー)

閲覧数順 2016年12月09日更新

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アオイホノオ 3 やりたい事が無い人の焦りと苦悩

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恋愛心理 自己受容

80年代、マンガやアニメの奇才たちが集まる大阪芸術大学を舞台に繰り広げられる半分実話の青春コメディ「アオイホノオ」を題材に書いています。


奇才たちの行動や、その発想力は、作品を作る上では「天才的」にも思えるものですが、普段の生活上で見ると、「変な人」の様に思えてしまう所もあるようです。


ドラマでは大学の広告宣伝の授業で、「何でも良いから自分の選んだ商品のコマーシャルを映像作品として制作してみよ」という課題が出ます。

主人公の焔君(後に漫画家となる原作者島田和彦氏自身)は、誰にも真似のできない作品を作ろうと、意気込みますが、一向にアイデアが浮かんでこなくて、結果提出出来ずに終わってしまいます。肩に力が入りすぎてしまったようです。

一方、ライバルの庵野君(後に新世紀エヴァンゲリオンの監督となる)は、「丈夫なタイヤ」を商品に選び、かわいらしい車がどんな過酷な道路もドンドン運転して、まるで大冒険をして行くというアニメを、抜群のセンスで作り上げ、作品発表会では、みんなから爆笑の大受けされ、高く評価されます。(ドラマでは実際に当時制作された庵野氏のアニメーションが使用されています)

庵野君もそのあまりのアニメ・特撮愛が強いため、普段の生活では「変な人」です。
いつも胸に「ウルトラマン」のカラータイマーがついたTシャツを着て、考える事と言ったら「どんなアニメを作るか」ということばかりです。

当然焔君は面白いはずがありません。
なんとか「安易につまらない作品を発表するのは自分らしくない」と自分に言い聞かせます。

つまり「自分はまだ、本気になっていないだけ~」状態です。


しかし、そんな事が2度も続いてしまい、彼の自尊心はボロボロになりかけますが、そこで思いついた起死回生の案が、

「誰よりも一歩先を行くためには、そうだ!誰よりも早く『運転免許』を取ってみんなをギャフンと言わせることだ!」

といささか異次元の方向からの奇策でした。

まぁコメディですから、実際の島田さんがそう思ったかどうかわかりませんが、爆笑です。



私が感じる事がある「変な人への憧れ」の気持ちは、まさに焔君が感じている、焦りと嫉妬と同じもののような気がします。

自分でなかなかなろうと思ってなれるものではないものです。

特にその
「物事へののめり込み方」
「1つの事へのものすごい執着心」
を持っている人などは、一流と呼ばれる仕事を成し遂げるためには大切なある種の「才能」であろうと思っています。

そして「変な人」は、その執着心でもって「やりたい事がいつもはっきり定まって」いたりするのです。

言いかえれば、
「他の事は目に入らない」
「そのことしか考えられない」

とも言えるでしょう。

何でもバランス良くそれなりにこなせる器用さは持ち合わせてはいないのですが、限られた事に関してだけは、ずば抜けた力を発揮できるのですね。



技術や才能と言ったものはおいて置いたとしてしても、自分の中に「描きたいものがある」と言う事は、描きたいものがまだ見つかっていない人にとっては、かなり羨ましいし、焦ることであります。

苦労してそれを「見出す人」もいれば、自然と次から次へとひらめく人もいるでしょう。
自然とひらめく人を「天才」と呼ぶのかも知れません。

でも実際には「天才」に見える人だって、何かひらめくためにはきっかけが必要で、そのきっかけが訪れるまでは「産みの苦しみ」を経てアイデアが出てくるように思います。







そのような状況は、「クリエイター」を目指していない人にとってもあることではないでしょうか?

それは例えば進学や就職する時や転職する時に直面するかも知れません。

「自分は何をしたいのか?」
「何をするのが合っているのか?」

という課題です。

高校や大学、専門学校を選ぶ時に、すでに何を勉強するのか自分で選ぶ必要があります。

でも一般的にはまだ「何がしたいのか?」よりも
「自分の成績で入れる学校はどこなのか?」という消去法的な選択をせざるおえない方も多いのではないでしょうか?

しかし、就職となると誰でもその時期は「自分はどんな仕事をしたいのか?」と真剣に考えるのではないかと思います。



子供の頃は憧れだけで「サッカー選手」だったり「パティシエ」だったり「看護婦さん」なんて漠然と言っていられますが、歳を経るに従って現実的に考えなければなりません。


若い時期にすでに
「運動が得意だから、運動選手になる」
「生き物が好きだから、獣医さんになる」
「小さい時から将棋で才能を認められたから、棋士になる」
など、自分の方向性が明確にある人は恵まれているように思ったりします。


具体的な職種はまだわからないけど
「人に喜ばれる仕事がしたい」
「人を笑わせるのが楽しいから、それが出来る仕事に就きたい」とか
「人の役に立つ仕事がしたい」
「人に指図されるのではなく自由に働きたい」
「あまり人と関わらないで出来る仕事がしたい」
といったように、漠然とでも自分が好きな事がわかっていて方向性があるだけでも選択する条件が決まっているだけ選びやすいかも知れません。


「儲かる仕事が良い」
「楽なのが良い」
「派手で人からもてはやされたい」
「偉そうになりたい」
と言った自分の快楽を中心にした動機から仕事を選ぶ人もおられることでしょう。


また自分の物理的な特性がわかっていて
「ものすごく鼻が良いから、調香師なんかどうだろう」
「手先が器用だから、何か作る仕事が良いんじゃないか」
「目が良いから、それを活かせないだろうか」
という事で、方向性がある方もおられるでしょう。


また「親がこの仕事をしているから、自分もその仕事をしたい」という動機から方向性が決まっている方もおられるでしょう。
「医者」「警察官」「お寺さん」「学校の先生」「お店」「企業の社長」など、小さい頃から親を見てきて、親が楽しそうだったり、みんなから尊敬されていたり、後を継ぐしかない方もおられることでしょう。


しかし大抵の方が、
「なんとなくどこかの会社の会社員かな?」
程度だったりするのではないでしょうか?
どこかの会社と言っても色々な職種があるわけです。
「物販」「流通」「飲食」「生産」「金融」、、、。
扱う職種によって、随分と方向性も分かれるものではないでしょうか?

また大きな企業に人気が集中するのも「食べていくために安定している」「世間体も良い」といったそれぞれの理由があることでしょうし、
大抵「食うために仕方なく仕事している」のが現実でしょう。

「食える仕事があるだけまし。どんな仕事だっていいや」と思うしかない厳しい現実ですが、できれば、やりがいがあるに越した事はないと思います。




近年、あるアンケートで子供に聞いた「なりたい職業」で、一番は「公務員」だったそうです。
理由はもちろん「人の役に立つから」ではなく、「安定しているから」です。

親の価値観もあるでしょうが、子供がこうしたある意味「夢の無い」将来の展望が出てくるほど、「不安定」な社会であり、「夢や希望は置いておいて、まず安定」を考えざるを得ない社会は、根底に「誰もが不安」な状態であるとしか言いようがありません。


カウンセリングでも、これから仕事を選ばなければならなかったり、気晴らしや、打ち込むことの出来る趣味がなくて、生きている楽しみが無いというような話になることも多々あります。

そして「何がしたいですか?」と質問された時に、なかなか「これがしてみたい」という答えが出ないものです。


「したいと思えることに、出会えていない」という場合もあるでしょう。

「何がしたいかなんて、考える自由も与えられなかった」というような人もおられるでしょう。

親が全部決めて、そのレールに乗っているだけと言うような方も実際多いものです。



日本の最高学府である「東大」に入学されてから、そこで自分が何をしたいのか?
「まったくわからなくて呆然としてしまった」とおっしゃるクライアントさんもおりました。

そして同じ程度の知能を持っているにも関わらず、目的意識がはっきりしている他の学友に対して大きなコンプレックスを感じてしまい、自信を喪失してしまっておいででした。

いや無理もないかも知れません。

目先の「やらなければならないこと」ばかりを押し付けられて、
「自分がやりたいこと」という概念さえ持たずに生きてこられた方も多くいるものです。


「生きていたいんだ 」と言う基本的な欲求さえ希薄になっていることさえあります。

「やりたい事がない」と言うのは、非常に辛い事で、「生きている実感」も持てない事があるようです。

以前クライアントさんの一人が「『スッと消えてしまいたい』ような気持ちを、うっすらと、いつも抱えている」と話してくれたのが印象的です。

みなさんはちゃんと「生きていたい」と思えていますか?
アオイホノオが消えかかってしまっていませんか?







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