- 長坂 有浩
- アリスカンパニー 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
いや、あくまでも「呼び名」の話です。
「役職」や「肩書き」は一見便利です。
「部長、報告があります」
「社長、ちょっと相談があるのですが」
名前を忘れててもコミュニケーションが成り立ちますね(冗談です)。
役職や肩書きは「周囲の人にその人の会社内のポジションを人目で分かってもらう」ためにはすごくいいツールです。
そして、本人にとっては「なんだか偉そうな感じがして」、気分がよくなるツールでもあります。
でも、なんだか「よそよそしい感じがしませんか?」
コミュニケーションは上下関係を意識しすぎるとぎこちないものになります。
フレンドリーさがなくなっていく。
「目上の人に敬意を表す」という点で敬語はとっても大切な言葉遣いだけど、それが行き過ぎるとすごくよそよそしい。「慇懃無礼」という言葉もありますね。
どうも会社の雰囲気が固いとか、
意思疎通がうまくいっていないとか、
みなの元気がないとか、
そんな問題を抱えている会社さん。
役職で呼ぶのをやめてみてはいかがですか。
「長坂社長」も「長坂さん」
「長坂主任」も「長坂さん」
「アルバイト長坂」も「長坂さん」
最初に冗談まじりで言いましたが、そもそも役職で言っても通じるけれど、それって名前じゃない。
100人社長がいる中で「社長っ!」って叫んだら100人が振り向きますね。
それって実は結構失礼かもしれない。
「全員をファーストネーム(下の名前)で呼ぶ」という会社もあります。
そこまでしなくてもいいから、苗字で読んでみましょう。
ちょっとした親近感が沸いてくると思います。
そもそも、上の人が仕事が出来て信頼されていれば、苗字で呼ばれても敬意はもたれている。
だから大丈夫。
全くあなたのことを知らない土地に行って、誰もあなたの役職なんて知らなくても、尊敬される人は尊敬される。
コミュニケーションと雰囲気はすごく密接です。
それはまた次回にお話します。
でも確かなのは、「雰囲気をよくするだけでコミュニケーションは格段に改善される」ということ。
ほんとですよ。