第4章 DO:継続するための仕組みを作ろう・・・・継続は「仕組み」が無いと出来無いことを理解しよう
①行動目標を細分化しよう~誰が・どこで、何を・いつ・どうやって・何回やるのか?
「では、今度は『DO』、つまり実際に実行して行くための作戦を作りましょう。いくら戦術を決めても、この『実行作戦』を決めてスタッフと合意をしないと、何も動きませんからね。」
そう言いながらM部長は、店長達に1枚の用紙を配りました。そこにはこう書かれていました。
「行動計画書」
「今、お配りした『行動計画書』は、みなさんが決めた戦術を実行して行くための確認書です。まずは、上半分を完成させましょう。この用紙には、表頭に『戦術の内容』が書けるようになっています。その下には『何故この行動を行うのか?』と目的を書くに様なっています。そしてその次には『だれが』『いつ』『どこで』『なにを』『どうやって』『何回』『いつまで』について書くようになっています。」
M部長はそう言って、店長達に決めた戦術について、この計画書の上部半分を完成させるように指示しました。
「では、N店長。自店舗の戦術についての『行動計画書』をどの様に作成したかを発表して下さい。」
N店長は、このように「行動計画書」に書き込みました
「戦術の内容」・・・・ランチタイムの告知チラシを配付する
「何故この行動を行うのか」・・・・ビジネス街にいるOLへの認知度を高めて来店を促進する
「だれが」・・・・スタッフのAさんが
「いつ」・・・・平日の8:30から9:00までの30分間に
「どこで」・・・・駅の近くのビジネス街で
「なにを」・・・・ランチタイム告知のチラシを
「どうやって」・・・・出勤途中のOLにヘルシーさをアピールしながら笑顔で手配りする
「何回」・・・・1日500枚
「いつまで」・・・・3ヶ月間
継続のために必要なのはフォローアップ
「なかなか良いですね。素晴らしい!では、今度は、『行動計画書』の残り半分を作成しましょう。ここには、『フォローアップ』という項目が書かれていますね。『だれが』『いつ』『どこで』『どうやって』フォローアップするのかを書くようになっています。そして、最後は『良い点のフィードバック』『もっとよくなるためのアドバイス』を書くようになっています。最後の2つは、実際にフォローアップするときに各項目です。では、その前の4つの項目を埋めて下さい。」
N店長の作成した「行動計画書」の後半はこのようになりました。
「だれが」・・・・店長が
「いつ」・・・・毎週月曜日に
「どこで」・・・・チラシを配付している現場で
「どうやって」・・・・一緒にチラシ配りをしながら配付方法などを確認しフォローする
「では、N店長。この『行動計画書』を完成させてみて如何ですか?感想を聴かせて下さい。」
「はい。以前だったら、チラシを5000枚発注して、とにかく何とかこれを全部配ろう~と言うくらいしか考えていませんでした。だから、いつもチラシの効果は出なかったんです。でも、こんな風に『戦術』をもっと細かく決めて、しかもフォローアップのタイミングまで決めたら、なんだか上手く行くような気がします。」
PDCAにおいてDOを上手くいかせるためには「具体的」「個人的」「責任」「モチベーション」「応援」などが必要なのです。この「行動計画書」は、そのうちの「具体的」「個人的」「責任」の分野で継続をサポートする仕組みです。
PDCAを上手く回せているところ、特にDOが上手く継続出来ているところは、こう言う仕掛けが随所にあるのです。結果には原因がありますからね。
では、明日は、行動計画の前半にある「だれが」にもう少しフォーカスを当ててお話しを致します。
また明日。
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