
- 吉武 利恵
- リリア株式会社 代表取締役
- 東京都
- 人の印象の専門家
対象:イメージコンサルティング
イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。
日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント! Vol.52
今回のテーマ「 立った状態での襖の開閉 」
日本文化・着物礼法研究家 吉武利恵
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
日本人だからこそ、最低限の和室の振舞いは身に付けたいものです。
最近では、日本でも洋室文化が一般的です。
わざわざ座って襖の開閉をするほど、時間にゆとりがない場合もあります。
そんな時は、立った状態で襖の開閉をしなければなりません。
今回は「立った状態での襖の開閉」方法をご紹介してまいります。
体の中心から右側は右手を使い、左側は左手を使うポイントは、座った状態での襖の開け閉めと同じです。
◆ 立った状態での襖の開閉
1. 右に開く場合は左手、左に開く場合は右手を使います。
引手に手をかけて、10㎝ほど開ける。
↓
2. 引き戸にかけた手を使います。
指先を引手の少し下の木枠にあてて、体の中心まで開けます。
↓
3. 反対の手に変えます。
小指が上になるように掌を返して、体の幅より少し広めに開けます。
↓
4. 会釈して、敷居を越して室内に入ります。
↓
5. 上座にお尻を向けない方向に180度回転します。
↓
6. 襖に近い手を使います。
引手の少し下の木枠をつまんで、体の中心まで閉めます。
↓
7. 反対の手に持ちかえて、残り10㎝ほどまで閉めます。
↓
8. 引手に手を掛けて、ゆっくり最後まで閉めます。
↓
9. 上座にお尻を向けない方向に回転します。
後ろ手で襖を閉めてしまう方もいらっしゃいますよね。
体の後ろで作業をすると、どうしても力のコントロールができにくいものです。
どんな場面でも粗相のリスクを減らすことが重要です。
相手に敬意を表すためには、丁寧な動作で体の正面で手を動かすことをお勧めします。
次回は「畳の注意点」をご紹介します。
・もし、襖の開閉で粗相をしたら、どんな気持ちになりますか?
このコラムに類似したコラム
お辞儀-座礼- 吉武 利恵 - 人の印象の専門家(2014/09/06 11:00)
招かれる側の座布団の注意点 吉武 利恵 - 人の印象の専門家(2014/09/01 11:00)
招く側の座布団の注意点 吉武 利恵 - 人の印象の専門家(2014/08/25 11:00)
床の間の注意点 吉武 利恵 - 人の印象の専門家(2014/08/18 11:00)
畳の注意点 吉武 利恵 - 人の印象の専門家(2014/08/11 11:00)