家のなかに仕事もでき趣味も活かした「自分スタイル」の書斎をつくる。 今回はこのAll Aboutプロファイルがきっかけとなりご依頼いただいたデザイン事例のご紹介です。
Iさんのお宅は新築後3年のまだ新しい住宅で、今回「書斎スペース」として考えた部屋は、ロフト付きの6畳程の洋室でした。 4畳半の広さがあるロフトへは簡易ハシゴでの上り下りのため、収納スペースとしても使い勝手が悪く、今まで使いきれていなかったロフトスペースも含めた「書斎」をつくることになりました。
できるだけ既存空間を利用し、Iさんの仕事や趣味が活かせる、そして効率よく多様な収納ができる「書斎」のデザインが始まりました。 「解体撤去」する部分を最小限にとどめてのリノベーションを提案しています。
既存空間の内装仕様とはコントラストをつけた落ち着いた木部色のトーンとし、書斎デスクからロフトへ上がる階段、そしてロフトはシアタースペース兼書庫として利用できるよう、2層にわたる連続する家具をデザインすることで無駄を無くし、実用的で魅力的な書斎空間を構成しました。(つづく)
●日常をお伝えするブログ 酒井正人DesignDiary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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