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- 松原 好克
- 日刊美容液新聞 編集長
- 岐阜県
- スキンケアカウンセラー／美容液研究家
今日もお付き合いください。
前回の続きになりますが、毛穴の黒ずみ(角栓)予防には、皮脂対策と角質ケアがポイントになります。
①皮脂対策朝晩２回の洗顔はしっかり行なうこと。
皮脂が残っていると、酸化して過酸化脂質になり、毛穴の黒ずみだけでなく肌老化(毛穴の開きやシワ)にも影響します。
朝は水ですすぐだけという人もおられますが、皮脂は睡眠中も分泌されるため、朝も石鹸による洗顔がベター。
ただし、皮脂を気にするあまり、1日２回以上の洗顔は、逆に皮脂の分泌を増やすことにつながりますので要注意です。
昼間は、あぶら取り紙で皮脂を取り除くこと。
ポイントは擦らないことです。
あぶら取り紙は、肌に押さえて密着すれば紙に脂が吸い付くような設計になっていますので、逆に擦ると取れにくくなります。
皮脂を取るために、ティッシュなどの線維があるものを日常的に使用するのは、肌を傷めるのでオススメできません。
また、ウエットティッシュ系の湿ったアイテム(フェイスペーパー)も人気ですが、防カビ剤などが含まれていることが多いため、顔には使用しないほうが良いでしょう。
化粧品では、ビタミンＣ誘導体入りの化粧水がオススメです。
ビタミンＣ誘導体は、ミ対策やシワ予防として有名ですが、若干皮脂の分泌をコントロールする働きもありますので、30代までの皮脂の分泌が盛んな年代の人は、取り入れていただきたいと思います。
②角質ケア
加齢と共に古い角質が剥がれにくくなる(ターンオーバーの遅延)ため、1週間に1度のピーリングが効果的。
ピーリングは、肌の古い角質を取り除く目的のアイテムで、毛穴の黒ずみだけでなく、シミやシワなどへも働きかける優れものです。
最近は、ご自宅で気軽にできるピーリング化粧品も登場していますので、是非試してみましょう。
ピーリングに抵抗がある人は、酵素洗顔料がオススメ。
(酵素はタンパク質を分解することで有名ですが、黒ずみの原因になる角質はたんぱく質でできているため)
製品によって使用方法はマチマチですが、通常の洗顔を、1週間に2回～3回程度、酵素洗顔料に置き変えるだけです。
もちろん効果の出方はその人の肌質にもよりますが、上記のようなケアは、黒ずみ対策だけでなくエイジングケア(肌老化対策全般)にも有効ですので、一石二鳥と言えます。
最後になりますが、毛穴は鼻の穴や耳の穴と同じで、詰まっていなくても黒く見えてしまうため、毛穴の大きさによっては、実際に黒ずみ(角栓)ではない場合も多く見受けられます。
いずれにせよ、毛穴の黒ずみ(角栓)は肌のサイクル上当たり前のことで、トラブルではないため、あまり気にしすぎないということも大切です。
美しく歳を重ねたいと思われる人は、是非今後もこのコラムをご覧ください。
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