こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
「お金がないから離婚できない」
「お金さえあれば、離婚して子どもと幸せになれるのに」
「離婚は経済的に恵まれた人がするもので、私は離婚したくても我慢するしかない」
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カウンセリングの現場で、本当によくきかれることばです。
確かにお金は生活に直結する切実な問題です。
でも、「お金さえあれば離婚できる」っていうのは、意地悪な言い方をすれば
「私に足りないのはお金だけ」
ってことですよね。
もちろん思うのは自由です。
でも本気でそう思っているとしたら、それはたぶん勘違いです。
相手が起こした問題が原因で「離婚したい」と望んでいたとしてもね。
自分側の課題をみつけ、クリアするまでは、安定した収入源を得て離婚したところで、別の相手との間でまた同じトラブルに見舞われるだけです。
自分の中にも、お金以外に足りていない要素があるはずですから、それを見つけてみましょうね(^^♪
(ただし心身の危険がある場合は、課題をクリアしようとせずに安全な環境に身を置いてくださいね)
でも、私はまだ、そういう人には出会っていません。
「お金さえあれば、離婚できる」
と何度も繰り返す人でも、別の理由で離婚を思いとどまっているんです。
その理由は愛に基づくものなのですが、ご本人的には余りにも認めがたいものなので、それに代わる
「離婚しなくても済む理由」
が必要なんです。
きっと「お金がないから・・・」という理由なら、ご自分で納得がいくのでしょうね。
さて。
先ほども書きましたが
「お金さえあれば、離婚できる」
と思うのは自由です。
思うのは全くもって構いません。
でも、それを口癖のようにお子さんに聞かせるのはやめておきましょう。
お母さんが日常的に
「お金がないから離婚できない」
「お金さえあれば、離婚して子どもと幸せになれるのに」
「離婚は経済的に恵まれた人がするもので、私は離婚したくても我慢するしかない」
と言い続けていたら、お子さんは「お金」に対してどんなイメージを抱くでしょう?
「お金はお母さんを苦しめる悪いもの」
なんて思わないとも限りません。
他にも、我慢や制限させられるもの、自由を奪うものなど、不幸の象徴として捉えてしまうかもしれませんね。
そうなると、大人になったときに自分が豊かになることを禁止してしまうことがあるんです。
働こうとしなかったり、収入を得たとしても、後先考えずに浪費してしまったりね。
だって、そんな悪いもの、手元に置いておくの怖いでしょ?
夫婦の関係が危うくなったとき、お金のことが心配になるのは仕方のないことです。
とくに専業主婦の方なら、本当に先のことが不安だろうと思います。
でも、その不安は、お子さんに聞かせるには荷が重すぎます。
出来ればカウンセラーに預けてくださいね(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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