一番のり戦略の功罪、 光と影 #2 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

山藤 惠三
有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
東京都
クリエイティブディレクター

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閲覧数順 2024年12月10日更新

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一番のり戦略の功罪、 光と影 #2

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ベンチャー経営術、イマ〜戦略系。 ブランドに仕組まれた罪
iPhoneが人気を呼んでいます。
使っている人に聞いたところ、やはり、直感的なインターフェースが良いようです。
誰もが自然に使えるツールが人気の秘密ですね、

こんにちは、山藤(サンドウ)です。

ベンチャー経営術、イマ〜戦略系、として、''ブランドに仕組まれた罪''シリーズとして、
展開しています。

一番のり戦略の功罪として、''ナンバーワン企業が良いのか?''、''オンリーワン企業が良いのか?''
という視点で書いています。

実際、一番乗り戦略は、はたして良いのでしょうか?

メリットとして、



需要の情報を先取りできる、
立ち上がりの市場を囲いこめる、
知的財産権を確保できる、
ブランドイメージの向上、


などがあります、
しかしながら、そこには、市場一番乗りの落とし穴があったようです。

一番乗り戦略は、



それ自体が、戦略ではなく、最初に市場に参入することで得た''優位な地位''をもとに、
より大きな利益を獲得する、長期的で持続的な戦略を持つことのほうが、''一番重要なこと''です。

それが、激しい価格下落と''技術進歩''が当たりまえの''デジタル商品''では、なかなかうまくゆきません、
初めは先行していても、価格を維持できずに利益を確保することが出来ないからです。

薄型テレビに代表されるTV市場でも、
富士通ゼネラル〜SHARP〜東芝・松下産業、
というように、めまぐるしく業界シェアが変化してゆきました。


EUや新興国市場が台頭し、国内市場が相対的に縮小している仲、
もはや国内市場は、企業成長のゆりかごになるほど、大きく質の高いものでは、
なくなってきたと見るのが、最近の動向です。

また、韓国や中国などの''新興国の企業郡''にみられる、
技術力の向上や、''ブラックボックス化''してきた、日本の最新技術が、
どんどん外国企業にまねされたり、コピーされたりして、
ビジネスの投資対象サイクルは、どんどん短くなってきています。

つづく、

参考資料、日経新聞、2008/3/10第(5面)記事より。

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