- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
分析結果から、顧客状況を改善するために実施した販促戦略と販促戦術を
掲載していきます。
今までは、既存顧客に対して、いかにして販促展開していくのかを中心に
話を展開してきましたが、今回から数回にわたっては、新規顧客を獲得する
ための販促展開に関して、詳細な説明を加えていきたいと思います。
新規顧客獲得に関しては、RFM分析上では、一般顧客(注文回数が少なくて
直近に注文がある顧客)を増加させることであり、かつ、将来のロイヤル
ユーザーになり得る可能性を秘めた顧客になります。
そこで、新規顧客集客活動も重要ですが、新規顧客から注文が来た際に、
いかにして、店のファンにさせることが出来るような接客・サービスを実施
していくのかが重要になってきます。
それでは、宅配フード専門店で実施してきた新規顧客獲得戦略に関しては
以下になります。
■重点エリア・サブエリアに分けてのポスティング戦略
ポスティングに関しては、主にメニュー表を中心に実施していきますが、ピン
ポイントで、ある祭事を開催し、その祭事を訴求したチラシのポスティングも
考えられます。また、エリアに関しては、エリア内の総世帯数と注文アリ顧客
の世帯数のバランスなどから、いつ、どこに、何枚ポスティングしていくのか
を明確にしていきます。
■キャラクターや紙面構成を考えた新聞折込戦略
新聞折込戦略に関しても、単に売り出し、広告的な要素の強い新聞折込をエリ
ア内にランダムに折込んでいくのではなく、計画性を持って折込を入れていき
ます。特に新聞折込に関しては、そのエリア内に住んでいる人がどの新聞を
とっているのかで、その人に見てもらえる新聞折込になるかどうかも決まって
きますので、枚数、エリアなどの選定には、充分に考慮が必要となります。
■地域密着型法人営業
法人営業に関しては、宅配フード業界にとってみれば、最重要販促戦略の一つ
であると考えます。当然、既存顧客の法人に対する販促も重要となってきます。
地域密着を堂々と謳って法人営業を実施し、顧客の期待に応えることで、リピ
ート率が上がってくるものと思われます。
次回以降に関しては上記に関して、詳細なコメントを付け加えていく予定です
ので、お楽しみに。
※注釈
顧客管理分析に関して、分かりにくい場合や、もっと詳しく聞きたい場合は、
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