>>>前コラムの続きです
滞納問題はさておき、
修繕積立金の不足についてはいろいろな要素が考えられます。
最も多いのは、新築時の分譲業者が売りやすくするために
もともとの修繕積立金を安く設定している、という物件。
しかし、物件によっては販売時に一時金としてかなりの額を修繕積立金として
徴収しているケースもありますので、月々の額が少ないからと言って全くダメ、
というわけではありません。
(中古物件の購入時には、建物の具合、
築年収と修繕積立金のバランスを見ることが大切です。
中には修繕積立金総額が少ないのに多額の管理費の余剰金が
残っているケースもあります。)
次に考えられるのが、工事費がインフレなどにより
販売当初見積もっていた額より高くなってしまったもの。
同様に、施工が悪く経年劣化が当初の予想より激しいもの、
日常管理が悪く建物の傷み具合の進行が早いもの、などがあります。
修繕積立金はいくらが目安かというと、指標となるものはないと思います。
修繕費用は建物の形状や戸数、立地条件、
施工・通常管理の具合などで変わります。
特に、新しいマンションほど旧配水管の形状を工夫するなど、
将来の大規模修繕を安価でやりやすいように工夫されています。
それでもあえて目安を言うならば、
『80-150円/平米』という数字が住宅カウンセラーの方のHPに出ていました。
ただ、駐車場や駐輪場からの収益などがある場合は、
これよりも安い金額でもいいかもしれません。
>>>続く
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