飲食店訪問記パート13 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藍原 節文
株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
経営コンサルタント

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閲覧数順 2025年05月11日更新

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飲食店訪問記パート13

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販促のプロが行く!飲食店訪問記
先日、上野にあるもつ焼き屋さんに行ったときに感じたことを
飲食店のコンサルティング的な視点でお伝えしたいと思います。


その店は、こじんまりとしたお店で、メニュー数も、もつ焼きと
豚のレバ刺し、野菜焼き、お新香などのメニューです。

席はカウンターがだいたい15名前後座れて、テーブル席が
2つでした。

その店は、懇意にしていただいているクライアントの社長と
行ったのですが、その社長も、いつもは一緒に行くオピニオン
的な存在の人と行っているそうで、その人なしで行くのは
初めての様子でした。

注文をして、まずびっくりしたのが、
もつ焼き1回のオーダーにつき10本ずつ出てくる仕組みです。

これはおそらく何度か来店し、常連にならないと分からない
仕組みでしょう。一緒に行った社長も知らなかったらしく、
3種類のもつ焼きを注文したら、
レバ5本、ナンコツ3本、カシラ2本の合計10本が来ました。

私たちは驚いていたのですが、回りを見渡すと、みんな
皿の上にてんこ盛りのもつ焼きが、、、


そして、そこの女将さんや大将とお客様の会話を聞いていますと
ほとんどが常連のお客様のようでした。おそらく新規のお客様は
常連様の連れ以外にあまりいないのではないかと思われます。

それでも、お店はほぼ満席状態。いやはや、凄い店です。




そこで感じたこと、、、、

コストをかけずに、販促展開できる最大の販促手法は、やはり
口コミ、紹介でしょう。ただし、この口コミ、紹介を販促戦略
として科学的に落とし込むのはなかなか難しいと思われます。
これが科学的に分析できれば、どんな店でもうまくいき、標準化
され、均一化され、面白みのない世の中になってしまうと思われ
ます。

そこで大切なのは
■他店とのハード・ソフト面での差別化
■自店の強みを最大限に打ち出す
■明確な顧客ターゲット
■立地に合わせた運営手法
■業態に合わせた販促手法
ではないでしょうか。

この業態でうまく口コミ・紹介で広げている店主、さすがです。