- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「やっぱり窓はたくさんあったほうが明るくていいよね」
「大きな窓のほうが開放感があっていいんじゃない」
そう考える人は多いですよね。まあ、窓が無いよりはあったほうが明るいだろうという、なんとなく漠然とした雰囲気がありますし、
マンションや密集した住宅街などでは一日中日が当たらないなんてこともよく聞く話です。
しかし、すべての場所が一日中陽が当たるなんてことは不可能だし、気持ち悪くないですか?
日向と日影のバランスを考えてつくったのが「陽だまりをつくる家」なのですが、
この家では窓にいろんな性格を持たせています。
?額縁
窓はガラスです。外の景色を映し出します。だから、立体的な絵を飾った額縁のようなそんな役割を持たせました。
陽の当たらない位置に面した玄関にちょっとした光と、外の白砂利を映し出しています。ここは白砂利のままでもよいし、なにか植樹してもよいし、
季節の飾り物を置いてもいいし・・・。
こういうちょっとした演出が一日の生活を楽しくさせますよね。