1月の大学センター試験を皮切りに、2月下旬あたりまでは、大学や高校、私立中学入試の日程が詰まっているせいか、この時期の公立図書館は、受験生で一杯です。
インフルエンザ感染を防ぐ意味で皆さんマスク姿で頑張っておられますが、その雰囲気が殺気立っていて、だらけ気味の生活を送っている大人は反省を促されますw
塾などでも最近は「自習室」が設けられ、授業の無い生徒が自主的に勉強できる環境づくりがされています。
同じ目的を持った者が集まれば、意識を高く持てるという理由が第一だと思いますが、根底にある問題として、家庭内での勉強をする環境が整っていないことの表れではないでしょうか。
テレビで寛いでいる親が子供に「勉強したのか?」という状況は説得力がないですし、勉強机がある家庭も昔より大分少なくなったのが原因だと思います。
外部に行けば勉強が出来る環境があるお子さんは良いですが、中にはファミレスで長時間居座って勉強する習慣は疑問に感じます。
家族の人数に対し、部屋の数や面積の少ない住宅環境においては、リビング・ダイニングで勉強するのは親が勉強を見れる小学生の頃までで、中学生以降は「イスと机」の整備を行うことが、勉強の習慣づけに繋がります。
大人になって資格試験の勉強を始めた生徒さんを、講師時代見ていましたが、イスに長時間座っていられるか否かで、その人の集中力の度合いが違っていることを教えられました。
介護福祉建築家として、お子さんの居られるご家庭の設計においては「勉強できる環境」を整える事も重要視したいと考えています
(^^)
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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