「おはよう!今日もイイ天気だね~調子はどう?お!表情がイイから絶好調なのかな?では早速、目標について話そうか。今どのあたりを走っていますか?」
この店を担当しているあるマネジャーは、いつもこんな調子で店長との会話を始めます。短いアイスブレイクで相手の調子を確認した後に、無駄なく仕事の話に入ります。そして、仕事の話を終えたら、店長の気分を盛り上げてその店を後にします。
店長の上司であるマネジャーやスーパーバイザーという立場は、店長を通じて成果を上げるのが仕事です。しかし、店長という立場は、いくら仕事が出来るからと言って放置してしまうと、気分が低下してしまうことがありますよね。その気分を下げないようにうまく乗せていくのが、良いマネジャー・スーパーバイザーなのです。
店長の気持ちや調子やその時点での能力を的確に把握し、それに合わせていきながら、やる気や自信や能力を引き出して成果を上げていく、そしてうまくそのペースを落とすことなく整えて更なる成果を上げていくのが良いマネジャー・スーパーバイザーと言うことなのです。
実は店長も同じです。店長には、部下であるパート・アルバイトや社員のスタッフがいます。彼らのやる気の回転数を気持ちよく整えるペースメイカーであることが店長として成果を上げる一番のコツなのです。
このペースメイカーという仕事は、コーチングのコーチと全く同じです。コーチにはビジネスコーチ、エグゼクティブコーチ、パーソナルコーチなど、その対象に合わせて名前が違ったりしますが、基本的には、相手のやる気を整えるペースメイカーなのです。
店長が、スタッフ達のペースメイカーになると、スタッフの状況を観察し、目標と現状を確認しながら、一歩前進するための方法を、彼ら自身から引き出します。そして、スタッフは自分の口から出た言葉で自分を鼓舞しやる気を高めていきます。店長が、良いペースメイカー(コーチ)であれば、店舗目標を達成させることなど、とても簡単なことなのです。
さらに、もうひとつステージが上がると、今度は、スタッフ同士でペースメイカーの役割を担うようになります。先輩後輩とか、リーダーとスタッフとかと言う関係を超えて、スタッフ同士がお互いにフラットな状態でコーチングをする環境を作るのです。こうなると店長は、スタッフひとりひとりのコーチングスキルを高めていくだけでよくなります。そして店は勢いを付けて前進して行き始めます。
私がこの方法をお薦めするのは、私自身がコーチであるからに他ありません。コーチにはコーチが必要です。コーチという立場は、クライアントと上下関係はありません。目線は常にフラットです。私がコーチングを学んだ、日本最大のコーチングファーム「コーチエイ」では、社員同士のコーチングが日々行われています。なんと、社長をコーチする社員もいるのです。
年下の部下からコーチングを受けるってビックリしますよね。でも、店でも同じように、店長をコーチするパート・アルバイトスタッフがいても良いのです。
ただし、コーチングのスキルはキチンと身につけていく必要はあります。間違った方法で行うと、押しつけになったり、誘導になったりします。これでは決してクライアントのやる気には繋がりません。正しく基本から学ぶことが大切です。
あなたの店にコーチングを取り入れるのに、時期や条件は全く不要です。今日から始めても良いのです。いつ始めても早すぎることは決してありません。さあ、やってみませんか?コミュニケーションも人間関係もビックリするほどスッキリしますよ。
え?どこで学べば良いかって?ご興味がおありならば、私に連絡して下さいね。どうぞよろしく!(昔よく聞いたフレーズだな・・・)
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