「松下さんは、O型だから勝ち負けにこだわるよね~。勝つことが価値観になってるからな~。まあ、O型だから仕方ないけどね。」
昨日お話しした「忘れられない最高のフィードバック」に続いてコーチから質問されたのが「忘れられない最低のフィードバックってどんな言葉でしたか?」と言うものでした。それに答えたのが冒頭の言葉です。
私は、ずっと昔から血液型って面白いなあ~と思ってよく本を読んだり、それを話題にしたりしています。また、相手とのコミュニケーションを円滑なものにするために相手のタイプを理解しようと、血液型を参考にはしています。また、コーチングの世界でよく使われる「コミュニケーションタイプ」(いわゆるコントローラーとか、プロモーターとか言われるあれです。)もよく参考にします。
しかし、このタイプ別の分類方法には、大きな落とし穴があります。それは「相手にレッテルを貼ってしまう」という落とし穴です。相手にレッテルを貼ってしまうと、一見相手を理解したような錯覚に陥り、自分は相手のことをよくわかっている、相手のタイプはこうだからこのように対応しよう!とついつい図に乗ってしまうのです。
タイプ別分類を使うこと自体は、相手の反応を知るための当たりを付ける役目としては非常に効果的ですが、「決めつけてしまう」「二度と変わらないもののように思い込む」のは、非常に危険なのです。だって、人はたった4つに分類されるほど単純ではありません。コミュニケーションの4タイプのように、複合的に分類されたり、立場によって変化することもあると言うことが前提ならともかく、原則変わることの無い「血液型」で、価値観まで決めつけられると逆に悲しくなってしますよね。
もちろん、私は「血液型分類」の考え方を否定しているわけではありません。相手とのコミュニケーションを円滑に進めるための「参考」にする程度ならば役に立つときがあると思っています。しかし、A型だからこうだ!O型だからこうだ!と決めつけられると、偏見のフィルターを通じてみられているようでとても気分が悪くなるのです。ましてや、指摘事項が図星だったりすると余計にイラッときます(笑)
「決めつけ」「レッテル貼り」は、その後の成長や変化そのものを否定する非常に危険な「落とし穴」です。しかもこの「落とし穴」は、落ちてしまっても、自分が落ちてることになかなか気がつかないのです。その為、自分では相手を理解しているようで、どんどん相手との距離が離れていくと言う、恐ろしい状態が生まれてきます。
「血液型」のレッテル貼りは、会話としてはとても面白いのですが、そこには危険な「落とし穴」が隠れていることを忘れないようにしましょう!ちなみに、私は星座は「牡羊座」で、動物占いは「トラ」です。ご参考まで(笑)
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