人日と七草がゆ - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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人日と七草がゆ

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講習
「人日」に「七草がゆ」



昨夜香港の友人から電話がありました

「明日の人日に七草がゆを作りたくても七草が売っていない」と


香港のお正月は旧暦で祝いますから2月ですね

2月16日 が『人日』だそうです

人の誕生日なので『HAPPY BIRTHDAY』と

あいさつをかわすと前に話して下さいました

ちなみに 七草がゆは食べないそうです



日本では新暦で致しますので

1月7日が「人日」です


元々は日本の文化も中国の影響を多大に受けています

「人日」も同様です

七草がゆも中国の「七種菜羹」に由来します

古く中国では7種の野菜を入れた羹(とろみをつけた吸い物)を

人日に食すると病気をしないという言い伝えがあったそうです

それが日本に伝わり七草がゆとなったと思われます



七草がゆを作る時は

まな板の上で 「七草なずな唐土の鳥が 七草なずな唐土の鳥が」

と唱えながらトントントンと包丁を動かすと

リズムもよく気が上がってきます

「唐土の鳥」は中国の鳥です

中国から渡り鳥が渡ってくると 作物に害がおよぶ

その害で健康を損ねないうちに 七草がゆ七草がゆ

と言う意味のようです 


昔から鳥インフルエンザのような病気があったのかもしれませんね

昨今でしたらPM 25と言うところでしょうか・・・


このような唱えをしなくなって久しいですが

唱えながら切ってみると

実に包丁運びがよくなり 軽快に支度ができます




ある新聞の調査によると

昭和50年代前半くらいには

全国でこのような唱え歌が唱えられていたそうです

地域によって多少言い回しがちがうので

いつか研究したいと思っていますが

早くしないと 消え去ってしまうかもしれませんね



この七草粥も・・・・

自然の恵みに感謝するとともに

家族への愛情の証です


小寒に入ったこの時期に

「家族のみんなが 病気をしないように」

という「祈り」が込められています


そんな時期に 無病息災を祈って炊き上げる「七草がゆ」

大事にしたい風習です


さて今から私もそろそろ

「七草なずな 唐土の鳥が 七草なずな・・・・

せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ