「捨活」経済学　1

「経済って難しそう」と思っている方はたくさんいると思います。
そして「捨てる」ということもそうとう難しいことです。

「捨活」セミナーでは、捨てるコツを教えていますが、
みなさん、毎回、捨てられない理由を、本当にいろいろ考えてくださいます。

経済も捨てるのも苦手ですという前に

「サンクコスト」と「機会費用」という2つの概念を理解するだけでも、
人生はより素晴らしいものになります。

私的には捨てられない人は人生で損をしていると思います。
言い換えれば、「捨活」を実行すれば、人生は180度変わるだろうと…

思っています。。

物を捨てられない人の多くが
買った時の高かったので捨てられない。と言います。

しかし、持っいても、捨てても、買った時のお金は戻ってきません。

過去の出費のうち、回収不可能な費用を「サンクコスト（埋没費用）」といいます。
身近なものだと、前売り券を買ったものの、結局行きそびれた映画や、
急な仕事でふいにしてしまった、コンサートのチケットなどが、これに当たります。
この手のコストは、できればゼロにしたいところですが、そうもいかないのが人生。

サンクコスト（埋没費用）の呪縛は、

「せっかく払ったのだから、もったいない」というマインドや

自分の失敗を認めたくないという意識から生じるものだとか。

また、機会費用とは、ある選択肢を選んだことによって、得られるはずだった

価値のことです。

日常生活で考えてみると

ただでさえ狭い日本の住宅事情ですから、少しでも部屋を広くみせたい。

と思っていても、モノがいっぱいでくつろげる空間もない。

選んだ選択肢は捨てられないモノ…

いわゆる捨てられないガラクタに

平均家賃から換算すると、1㎡あたり年間　5　万円！も払っているということです。

いえいえ、大丈夫。

広い家に引っ越して収納庫をつくるか、新しく本棚を買いますから・・・

リフォームする際には、たっぷり収納をつくるつもりです。

なんて、引っ越し代や本棚にいくらお金をつぎ込んでいくのでしょう。

たとえば広い家に引越ししたとしても、

それはほんの一時の解消にしかすぎません。

この先行きつく場所のめどの立たないまま、漂流していくだけです。

それらが置かれている場所を家賃に換算すると
1㎡5万円として年間で60万、10年持っていたとすると600万円にもなります。

つまり，そのお金で何が買えたか、
そのお金を使わなかったら別の何かが買えるかを考えることが機会費用です。

捨てられないコストと、捨てるリスクを考えてみてください。

コスト・・・収益を得るために掛かる費用

リスク・・・収益が得られないか、または損失が発生する確率。

さて、あなたにとって、どっちがお得？

「捨活」を実行すれば、人生は180度変わるだろうと…

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