伸びる生徒・伸びない生徒<その6> - 各種の子供の教育・受験 - 専門家プロファイル

後藤 高浩
株式会社ジー・エス 代表取締役
東京都
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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伸びる生徒・伸びない生徒<その6>

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教育 勉強方法

<友だちを選んでいるかどうか>

特に中学生は、ここがとても大きいと思います。誤解を恐れずに言えば、「成績を上げたければ、友だちを選べ!」ということです。
「朱に交われば赤くなる」という言葉がある通り、人間は、所属する集団や環境、付き合っている人のレベルによって、大きな影響を受けます。
塾を変わった途端に成績が上がったり(その逆のケースも)する場合が多いのは、もちろん塾での指導の違いもありますが、周りの生徒の雰囲気や取り組みに感化され、影響を受けるからです。
そういう意味では、小6や中3のこの時期に、塾に行っていない(本気で受験を考えていない)友だちとつるんで遊んでいるようでは、大した成果にはつながらないでしょう。
少なくとも同じかそれ以上の目標を持つ仲間と切磋琢磨するべきでしょうし、自分にとってマイナスとなる関係であれば、時には断ち切る勇気も必要だと思います。

近年一番問題となっているのは、SNSつながりです。友だちと「ライン」等でつながっていて、夜遅くにやり取りしていて、なかなか止められず、無駄な時間ばかり経っていくというケースです。中学生で、パソコンやスマホを持たせたばかりに(受験生として)身を滅ぼしてしまった生徒は、全国で数多くいるはずです。ある場面では、保護者が強制的に取り上げることも必要でしょう。解約しちゃえばいいのです。そもそも、そういう子供に持たせたのが失敗なわけですが… 「持っていないと、友だちの輪に入れない…」と言う子供もいるでしょう。親が、「スマホを持っていないと友だちになれないようなら、ならなくていい」と、きっぱり言えばいいだけです。

もう一つは、「受験期にはネガティブな友だちとはつき合うな!」ということです。受験勉強でぎりぎりの戦いをしている時に、「全然分かんな~い」とか、「あーもうダメかも…」とか、「落ちたらどうしよう…」とか、マイナスのことばかり言われたら、こちらまでそんな気持ちになってきてしまうでしょう。そういう友だちには近寄らない方がいいのです。
しかし実際は、傷の舐め合いをしてしまっている生徒たちが少なくありません。意味のないなぐさめ合いとか…

こんなことを書くと、「後藤は冷たい奴だ!」という評判がたってしまうかもしれませんね。(もう遅いか…) それはそれでいいと思っています。子供たちの将来のためを考えたら、心を鬼にして接していかなくてはならない場面は数多くあるのです。誰も書かない受験勉強の本質を書かないと、このブログの存在価値はないと思っていますので… 

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