- 小林 治行
- 株式会社コバヤシアセットマネージメント 代表
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
バークシャーはこれまで一度も配当を出していません。
配当を出さず、そのキャッシュで投資をしていきます。株主にはキャピタル・ゲイン(株価の上昇)で報いる方法です。
バークシャーの株を買う人は誰もインカム・ゲイン(配当)を希望しないでしょう。
バフェットはその行動や哲学から敬愛をこめて「オマハの賢人」と呼ばれています。
バフェットの言葉に、「株式を買う人で最も馬鹿げているのが、その株式が値上がりしているから買う」と言うものがあります。({バフェット投資の王道」より)
上がったから株式を買い、下がったから株式を売る投資の仕方を馬鹿げていると言うのです。
投資は合理的でなくてはならない。理解しないことをやってはいけない。
「自分の理解していないことで誰かがうまく行ったと言うだけで、投資を始めてうまく行くことなどあり得ない」と言います。
バフェットは株式を保有するにも銘柄は10程度、多くても20以内にしなさいと言います。会社からの情報を見れなくなるからです。
会社の情報は経営数値で充分だ。コメントは読まない。なぜなら株価が既に判断を下しているからだと。
バフェットの投資基準は次のような物です。
1.毎年利益が安定して5,000万ドル以上あること。
2.負債が少ないこと。
3.優れた経営者がいること。
4.事業内容が分かりやすいこと。
5.株価が安いこと。
最終回の次回はバフェットの法則です。