人口の増加は、これまで我々日本人が経験してきたように
その逆のスパイラルになります。
大きな視点で言えば、日本全体の総人口は減少に向かいますが、
首都圏全体では2015年頃まで人口は増加し続けます。
その首都圏でも、既に人口減少が徐々に進んでいる地域がある反面、
東京都区部とその周辺や県庁所在地とその周辺では増加するなど、
2極化の状況になってきているようです。
さらに現在増加中の地域でも 2015年からはほとんどのところが減少に転じますが、
なかには2030年まで人口が増加すると予想されている地域もあります。
東京都では23区中13区は15年まで増加するそうですが、
30年まで増加するのはわずか5区(千代田・中央・港・練馬・江戸川)、
横浜・川崎は2020年頃がピークだそうです。
乱暴な言い方をすれば、「人口が増えている地域に投資する」のが
最も安全な選択だと思います。
また、もう少しマクロで言えば、東京の大学生人口の増加予想に立って
「大学に通いやすい、もしくは大学生に人気の高い地域」に投資するとか、
「丸ノ内・大手町エリアの復権 (今後も三菱地所中心に
大規模ビルの開発が予定されている)や日本橋エリアの開発
(こちらは三井不動産のお膝元)」を見越して、
東西線沿線(江戸川区・浦安市は30年まで人口増が予想されてますが)
を狙ってみる、などという観点からも
投資エリアの選定ができるかなと思います。
とくに江戸川区内はワンルーム建設の制限が厳しく
以前から供給が少ないため、
個人的には銀座などへのアクセスもよい東西線葛西駅・西葛西駅は
投資エリアとしては狙い目だと思っています。
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