先日、東京都が『賃貸建物の現状回復に関する条例』を発表しました。
主な内容は 「自然損耗・経年劣化は家主負担」というもの。
平成10年に国土交通省(当時は建設省)から出された
「現状回復にかかるガイドライン」の基本ラインも同様の考え方でしたが、
今回改訂された「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」も
1.建物・設備等の自然的な劣化・損耗等(経年劣化)
2.賃借人の通常の使用により生ずる損耗等(通常損耗)
は賃貸人(家主)が負担すべきとしており、
『原状回復費用は賃料に含まれる』というのが完全に定着した感があります。
(「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は
(財)不動産適正取引推進機構から発行されています。
TEL03-3435-8111 定価900円)
それでは、賃借人が退去した場合、
具体的にリフォーム代金はいくらくらいかかるのでしょうか?
(もちろん材質・施工範囲などによって価格は変わってきます。
下記例は材質廉価版・全面貼替の場合、です)
18平米のワンルームを例にとってご説明します。
●クロス貼換(天井・壁面他) 約50,000円
●フローリング貼替 約90,000円(直張り)
●巾木・CFなど 約10,000円
●室内クリーニング 約25,000円
合 計 約175,000円
>>>続く
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