「いざ購入」となった場合には、管理会社に調査依頼を出し、
過去の修繕履歴や将来の修繕計画、
今まで貯蓄されている修繕積立金の額などを調べます。
そうすることによって、
目視ではわからない屋上・廊下などの防水工事や
配管・受水槽などの設備メンテナンス状況、
外壁・鉄部の補修状況などがわかるとともに、
将来大規模修繕をする際、どれくらいの時期に
いくらくらい負担が発生するのかが予測できます。
(注:修繕予定がずっと先ですと、予想がかなりアバウトになりますが。)
この段階で「購入STOP」をアドバイスさせていただく場合もあります。
アパートの場合、前所有者が修繕補修履歴を残していれば良いのですが
往々にして残っていない場合もあり診断が難しいのですが、
木部の腐食など隠れた瑕疵が懸念される場合もあるので、
プロの建物診断士に頼んでチェックしていただくケースもあります。
売らんがために(目先の収益利回りを高く見せるため)
管理費や修繕積立金を安く設定している物件もありますが、
そういう物件は大規模修繕などの際に負担が大きくなります。
投資家の中には、目先のネット利回りに左右され、
管理費・修繕積立金が高い物件を嫌がる方もありますが、
資産価値の維持と売却時の優位性を考えればむしろ
『適正な費用負担は当然』と考えるべきでしょう。
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