- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
テスト勉強
よく学校で1日○時間やろう!と予定表を作って、実行したのを提出します
テスト勉強
受験勉強
・
・
・
「時間数」というのは、あくまでも目安
だということに気付いている子は何割いるでしょうか
例えば、2時間勉強しないといけないものがあるとします
それは「ちゃんと」勉強した場合、2時間程度かかるよ
という意味なのです
なかには、2時間で一度解いて丸つけをすることに2時間使って満足していたり、途中で終わっていても「2時間勉強したんだ!」と誇らしげにしている子もいいます
それでは結局、その2時間を正しく評価できませんよね
だから、
塾屋のテスト対策は
時間数の設定は一切しません
そして、
テスト対策で塾に来る日も時間帯も指定しません
その代わりに
「これを勉強し合格すること」
という対策表を用意し、各クラス、各個人で1つ1つ勉強し、合格させていくこと
を求めます
そのため、テスト対策にかかる時間は様々で
早いと1日~1日半で終わったりします
テスト勉強の時間が少なくないか?と心配される方もいますが、大丈夫です
毎回、きちんと結果を出してきます
一方、何日も夕方からずっといて、最終日にようやく終わる生徒もいます
まさに、テスト勉強・テスト対策をしたぞという生徒で、このタイプの生徒も結果が出ます
問題なのは、テスト対策が、ほとんど終わらない生徒です
彼らは何度テストしても合格しない・・・という生徒ではありません
日ごろ勉強してあるので、何度も不合格になる生徒はいません
何度も不合格になっている生徒の方が、不思議なことに、最終日にはちゃんと終わっています
じゃぁ、なぜ彼らは終わらないのか
【終わらせることの意味がわかっていない】
【かかる時間がイメージできていない】
この2つのどちらかのようです
このテスト対策を終わらせるかどうかは、
「求められている水準・量を追える人」
かどうかです
生徒1人ずつ、それぞれの目標のために求められる水準と量です
それに最低限ついてくることが求められます
それが自分で管理できないなら
保護者の方に協力いただいて向き合わせます
一度無理してでも達成させてしまうと、次からは自分で管理しようという意識が芽生えてくるものです
テスト対策は、もちろん「出来」の部分も見ていますが、
各生徒が「求められている水準・量」にどう向き合っていくのかを
よく見るようにしています
塾屋では、まず【これを全て終わらせること】を求め、それができるようになった生徒には【この中で必要なものだけを、選んで対策をして結果を出すこと】を求めます
だから、私はテスト対策が不十分で成績が上がっても、喜びはしません
それで褒めてしまったら、この「追うこと」をしなくてもいいという考えで生まれてしまいます
テストの結果は、
追うことを追えたらついてくる
それを追う能力を身につけること
さらに
それを自己管理できること
それを見据えて定期テスト対策をしているのです
高校、大学、社会人、親になる・・・
いつになっても誰かに何かを求められて生きていきます
それを感じて、それを追っていける強さを身につけてもらいたい
テストに出る問題を教えて感謝されるよりも
自分で管理できる能力を育てながら結果を出して
将来すごく感謝される塾でありたいです
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