勉強に遅れが出た生徒が、まず第一にすべきことは? - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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勉強に遅れが出た生徒が、まず第一にすべきことは?

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勉強に遅れが出ている、取り戻したい


そう思える時期、キッカケがあったとき、まず何をすべきでしょうか


「塾を探す?」

「参考本を買う?」

これはあくまでもソフト面(具体的な中身)の解決です


これを最初にやってしまうと、うまくいきません




私は第一に

それができる時間を確保すること

を提案します



これは、勉強だけではないことですが、多くの場合、時間が解決してくれます。

もちろん、ボーっと過ごしても解決はしませんが、解決するための時間のことです


いくら良い方法に出会っても、それを実施する時間がなければ解決しませんよね。


もっと具体的に【時間の確保】について書きましょう




「遅れが出た」には2種類あります

①1つの教科や1つの単元が遅れている

②全体的に遅れている




①1つの教科、1つの単元が遅れている場合

時間の確保の仕方は、【他の教科の勉強を減らす】ことで確保ができます。


「分散と集中」という言葉がピッタリなんですが、具体的に手法を書くと


いままで比較的勉強に苦労していない教科、今現在は苦労していない教科への

勉強時間を減らして、その遅れにあてる。


ということです



これは特に定期テスト前には有効です


例えば、理科が苦手なAさんは、他の教科の勉強時間を減らして理科にしっかりと時間を使っただけで、点数が上がり、他の教科と同じくらいになりました。


時間の配分を変えて、

時間をつくるだけで解決するケースがあります




②全体的に遅れがある場合


これは時間配分の問題ではありません


現在の生活における【勉強時間】が足りていません。

そのため、

勉強以外の生活時間を減らして、

勉強時間にあてなくては解決しません


よくあるのが、部活を辞める(または替える)、習い事を辞めることです。



この②の遅れが出たときに

「今やっている勉強時間の中で効率よく能率よく・・・」と考えるのはやめましょう。


「効率や能率を、全体に遅れた人が求めると、まず失敗」します。









このように、勉強に遅れが出たときには

①②のどちらなのかを判断して

①なら、勉強時間の配分を考え直し

②なら、生活の中から勉強時間を増やす

ことを考えてください



追伸 よく、「1つの勉強をするのに時間がかかる」というお子様がいますが、この場合も②で考えてください 時間がかかって勉強が遅れるなら、まずは能率ではなく、時間がかかっても遅れないだけの勉強時間をつくってください 2倍かかるなら、2倍つくってください それが基本です。

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