- 青木 恵美子
- AAプランニング 代表取締役
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
設計当時からの変化と言えば、東側に大きな家が建ってしまい想定していた東の光がやや少なくなった事です。
『建築家は産みの親。住まい手は育ての親』
私は 『建築家は産みの親。住まい手は育ての親』 と思って設計しますので、私にとっては ''設計した家はいつまでたっても可愛い我が子'' です。
ですので、毎年暮れには決まったカレンダーをお届けに伺いますので、外観の変化はどの家もほとんど知っています。
こちらのお家は当時若いご夫婦で、設計から真剣にご夫婦で参加くださりとても印象的なご家族。
ご主人が家のメンテナンスはほとんど手がけていらっしゃるという生活する事に前向きな方で、11年経ってもこのようなおつきあいを私は心からうれしく思います。
ところで 【たまりば】 の考えですが。。。
私が LDを【たまりば】と命名 したのは、自宅を創った時からですので 20年前 です。
今でこそ当たり前になりましたが、当時から私は
日本の生活スタイルで、リビング、ダイニング って分ける生活しているだろうか?? と思っていました。
10帖のリビングにソファーセットを置きシャンデリアをつける生活。
でもどういう訳かテレビに向かって家族が座る。。。
これが家族の団らん???
それより、日本の生活スタイルは 「同じ釜の飯を食う」ことで、家族のコミュニケーションも始まり、子供のしつけもあるのでは???
だって、テレビのホームドラマでは、決まって夕食のシーンではありませんか!?
そんなことを考えて、20年前から私はLDを 【家族のたまりば】 と呼んでいました。
その言葉が、建築の形というスタイルを表現するものであり、インテリアを語る言葉 だったのです。
この家は、北側に失われない眺望が開けていましたので、
中庭バルコニーを挟んで北側にリビング的な 【北の家族のたまりば】
南側にダイニングキッチンを配置して 【南の家族のたまりば】 と配置しました。
11年目もこの写真の 【北の家族のたまりば】 は、ソファーが置かれているだけで、見事にすっきりと暮らしていらっしゃいました。
10年を経過して、始めから暮らし方をシュミレーションして家づくりをすること 大切!
と改めて知らされました。
クライアントさん、工務店の方、いろんな方に 感謝です☆☆
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