- 上前 拓也
- コーチングOffice友歩 エグゼクティブ・コーチ
- 北海道
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
相手に「あなたのそういうところは良くないよ」と、指摘をしなければならない場面があります。
指摘をすれば、聞いてくれたり、行動を変えてくれる相手ならば問題ないのですが、中には指摘をすればするほど、反発が大きくなってしまう方もいます。
反発ばかりで一向に改善しない。
時には反発が大きすぎて、指摘する前よりも事態が悪化・・・という事もあります。
(反発する事で頭がいっぱいになって、指摘事項が頭に入らない状態)
反発はどうして起こるのでしょうか。
反発する人は、「指摘されている内容」よりも、
「自分が指摘された事による不愉快な気分」が前面に出てしまうのです。
しかし、指摘をしなければ事態が良くならない場合、
どうやって相手に伝えれば良いのでしょうか。
指摘したい内容を、相手に直接指摘するのではなく、一つの事例として
間接的に伝える。
これを実行してみてください。
例えば、大事な事をメモする習慣が無く、後で内容を忘れてしまう社員が
いたとします。
直接指摘するとなると「すぐ忘れるんだから、メモくらい取っておけよ!」と
叱るところです。
この指摘を間接的に行なうと、下記の様になります。
「こないださ、業者さんに仕入部品をたくさん頼んだんだ。いっぱいあるのに
その業者さんさ、メモ一つ取らないでさ、結局2つも間違った部品が届いたんだよ。
ひどい話だと思わない?メモするって大事だよね~。」
または、事例を自分自身の出来事で表現するのもOKです。
「いや~参っちゃったよ!お客様から依頼されていた例の商品、
その場でメモを取るのすっかり忘れててさ、今日お客様から電話をいただいて
思い出してさー!危うく納期に間に合わなくなるところだったよ!
大事な事はメモを取るって大事だよね~。」
このような表現で相手に伝えると、相手は直接指摘されていないので、
「メモを取る事は大事」という事実がすんなり入っていきます。
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