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閲覧数順 2021年07月23日更新

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クリストファー・ロイドさんから返事がきたよ

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 私の妻の魅力は星の数ほどもありますが、その一つに、冷静沈着である、というのがあります。自分の夫が、はしゃいでいるときであっても、です。

 イギリス人のジャーナリスト、クリストファー・ロイドさんの著書Christopher Lloyd What On Earth Happened(2012)が売れているようです。日本では、「137億年の物語」と題して、翻訳され、10万部を売ったそうです。

 ビッグバンから現在までを、一冊の本にまとめるという意欲作。読めばきっと、この地球を、そして人間を、生物を、愛おしく感じることになること間違いなしの愛あふれる著作です。著者は、自分の子供たちのために、本書を書いたとか。納得です。福島原発の事故にも触れられています。我が家の小動物たちも、日本語訳のほうを、楽しんでいます。

 ただ一点、気になったことがあります。日露戦争における日本海軍の勝利の原因を、夜間の奇襲による(in a surprise night-time attack)、としているのです。イギリスのインテリの間では、そのような認識なのでしょうか。

 日露戦争が、有色人種による白人に対する初めての成功した反撃として、人類史上に特筆されるべき出来事であることはさておき、日本人としては、日本海海戦の勝利の理由は、夜間の攻撃で大打撃を与えたのはそのとおりとしても、やはり東郷平八郎のT字戦法であり、下瀬火薬でしょうと言いたくなります。最近の研究では、日本が独自の無線装置を備えていた点が評価されているようです。

 著者は、ウェッブ・サイトを有しており、意見を求めていたので、私は、すぐに、反論及び抗議のメールを送りました。当時の私は、怒りの感情に支配されており、誤字があったり、ちょっと失礼な内容になっていたかもしれません。

 日本の翻訳では、奇襲云々は訳出されていません。単に、日本海軍はロシア艦隊を壊滅させた、とあるだけです。これも問題です。詳細は、私の事務所のウェッブ・サイト(www.kikuchisogo.com)をご覧ください。

 その後、弁護士の仕事で忙しくしていたのですが、5日後に、著者からメールがありました。ご指摘ありがとうございました、という型通りのものですが、無線のことも触れられています。ちょっとうれしかった。

 妻に報告しました。妻の返事。本人が読んだか分からない、返事も本人が書いたか分からない。

 そりゃあ、世界中からメールがくるでしょうから、スタッフの手を煩わせることもあるでしょう。しかし、無線のことも触れられているので、全くのコピペではありません。日本海海戦の日本の勝利に、日本の無線技術が関係していたことが、クリストファーさんの頭の片隅に残されたと信じたい。

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