- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
釣り人考察・・12
悲しいことに、どこの川にも海にも河原や海辺にはゴミがいっぱいあります。
私は渓流釣り師ですので・・
そう、山奥の川に暇さえあれば通います。
昔に比べれば随分と川は綺麗になりました。
地元の皆さんや漁協や釣りクラブなどの皆さんの地道な清掃活動・啓蒙活動のおかげなのでしょう。
私なども気がついたときは出来るだけ落ちてるゴミは拾って帰るようしたりしています。
が・・
それでも河原にはたいていゴミがたくさんあります。
非常に残念なことですがなくなることはありません。
海の場合は流れ着くゴミも多いのでしょう・・
が・・
川は違います、特に山の上の川は。
渓流は絶対に違うのです。
なぜなら・・
そこより上には人など住んでいない、流れ着くゴミなどありはしないはずだから・・
そこにあるゴミは全て誰かが捨てていったゴミなんです。
ほんとに悲しいことです。
そんで・・
腹が立つことに、なぜかは知りませんが・・
そういう川とか港とかにゴミを捨てる人はみ~んな釣り人ってことに世の中の人々は勝手に決めつけているようなのです。
なんか、すぐに地元の人達とかが最近の釣り人はって文句言ってくる・・
俺たちじゃない!
たぶん・・
と思う。
毎度毎度毎週毎週通ってくる大好きなこの川・・
また来るってわかってるところに絶対にゴミなんか捨てたりしない!
もちろん人間ですからいろんな人がいますから中にはそういう人も若干はいるでしょう・・
でも、釣りが好きな人というのは自然が好きな人です。
自分がいつも遊びにやってくる川を汚そうなんて平気でゴミを捨てていく人なんてのはほとんどいないと思っています。
そりゃあもちろん餌の袋が風で飛んでしまうことはありますし、糸が木に引っかかってしまって取れないこともあります。
が・・
故意に捨てたりしません、絶対に。
TVの釣り番組や釣り雑誌や漁協やあるいは海の港の管理者などもそういう啓蒙活動には非常に熱心です。
そういった釣り文化の中で育ってきた今時の釣り若者はゴミを捨てたりはしません。
なのに、なぜ河原にはゴミが・・?
ただ、餌の袋とか仕掛け入れとか釣りに関係するゴミはあまり見かけないんですけど・・
どんな山奥の川にでも綺麗な川と見れば必ずバーベキュアーや川遊びの人々がたくさんやってきます。
山奥の川はキャンプ場など決められたところ以外はたいていは火気禁止なのですが・・
どんなに駄目と言われてもどうしても川でバーベキューや焚き火や花火をする人々。
彼らはたいてい一回しかそこには来ません。
二度とそこには来ません。
彼らはたいてい酔っぱらって帰ります。
釣り馬鹿は酒飲んで釣ったりしません、そんなことしてたら下手すると死んじゃいます。
彼らが帰った後は・・
ゴミの山。
燃やした薪や練炭のかすの山、残飯の山、袋の山、花火のかすの山。
それを河原に埋めていく・・
あっという間に雨や川の水で洗い出されて川はゴミの山。
ゴミは釣り人でない人達が捨てています。
お願いします、ゴミは持って帰ってください。
あなたにとって年に一度の間違いが山にとってはたくさんの人の毎日になるのです。
山にゴミを捨てるために来るようなやからもいます。
こういう連中は確信犯で一度に大量に捨てていきます。
そんなゴミが全て釣り人のせいにされて・・
海でも山でも港でも堤防でも河原でも・・
釣り禁止にされる。
私が勝手に思っていることですので・・
違ってるようでしたらごめんなさい。
でも、釣り人は河原でバーベキューや花火などしません。
ゴミがあったら・・
出来るだけ拾って帰ります。
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