- 金指 善孝
- ひらめきプラス研究所 代表
- 東京都
- 大人の学びコンサルタント
対象:ビジネススキル
こんにちは。
Kindle書籍「1日5分で身に付くデキる人の速読術」の著者金指(かなざし)善孝です。
Amazonレビューを更新いたしました。(ニックネームは「電子書籍学びコンシェルジュ」です)
参考にしていただければ幸いです。
「今までの経験値によって評価が分かれる本です!」
「要約」と聞いてどんなイメージを持たれますか?
著者は「情報の要点をつかんで手短に集約すること」と定義しています。
要約にはいろいろな考え方をありますが、自分の意見を加えず著者の書いていることのみを
要約することはなかなか難しいものです。
なぜなら、著者が発行している「ビジネス書の要約CD月刊トークス」では
1冊約12分というかなりおボリュームに要約しているからです。
100文字や200文字の要約ならともかく、長い文章における要約だと
要約の中にもメリハリをつける必要があるからです。
この本は正直、賛否両論あると思います。
恐らくどの立場でも少し物足りなさを感じるかもしれません。
もう少し情報量が欲しいと感じる人が多いのではないでしょうか?
この本の価値は、執筆経験やビジネス書の読書量の多寡によってかなり変わると思います。
さらっと読むだけではあまり価値を見出せないでしょう。
しかし、執筆経験があると自分の経験に照らし合わせながら読むことが出来るので散りばめられている
エッセンスを通して、要約の再確認ができるはずです。
私自身は、今まで数多くの本を読み、かつ、執筆の経験もありますのでこの本は肯定的に捉えております。
この本は、要約のやり方を教えてくれる本というよりは、要約のマインドと要約する際の視点が学べる本だと思います。
文書を要約するには、まずどの部分の文章を選択するかという判断がスタート地点です。
つまり、スタート地点が人それぞれ違うということは、その後の作業を定型化するのは難しいと思います。
そこで要約のマインドと視点を知っておくことが重要なのです。
要約のエッセンスは以下の3つだと思います。
1)聞く人の参考になるか?(要約CD月刊トークスを前提)
2)この文章は何が言いたいのか?
3)この著者は何が言いたいのか?
そして、量をこなしながら自分なりのテイストを掴んでいくのです。
また、「多くの本が読むことが重要である」「質は量から生まれる」など執筆経験がある人にとっては多くの人が経験している
ポイントも散りばめられています。
この本は要約がある程度できる人が頭の中を整理したり、要約のエッセンスの基礎を整理しなおすために役立つ本でしょう。
つまり、これから執筆をしようと考えている人か、執筆経験者にはいろいろな気づきが得られるはずです。
要約という作業は、文章を読んでその「ことば」を自分なりに取捨選択する作業です。
著者もおっしゃっていますが、「読書がきっかけで、ものを考えるようになるということが重要」なのだと思います。
文章は推敲がスタート地点だとも言われています。
文章を磨くためには、沢山書くという作業が必要になります。
今後、書評を書いてみたいという人にも参考になる一冊なのではないでしょうか。
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