
- 碧山 美樹
- プラスエム・アーキテクツ(碧山建築設計室)
- 建築家
対象:住宅設計・構造
時にはリビングの床だったりダイニングのテーブルの上だったり、子供はいろんな場所でおもちゃやクレヨンを広げてしまう。それはそれで当然のこと。室内でもできるだけ自由にのびのび遊ばせてやりたいものだ。
しかし、たとえまだ小さくて子供部屋がなかったとしても、マイデスクやマイコーナーを作ってあげよう。お気に入りの椅子ひとつでも「自分の場所」は子供にほんの少し大人になった満足感を与えてくれる。
そして、なによりも落ち着いて遊びに集中できるのがいい。
マイデスクといっても学習机ではないからかたちは様々。
小さな椅子に合わせるタイプでもいいし(そういえば最近セブンチェアの子供用が出ている。大人のと値段はあまり変わらないけれど、カラフルでとってもかわいい!!)ボックスに板を載せるだけでもいい。ただし危なくないように板は固定して。
そして、できれば天板だけでも無垢の木をおすすめしたい。
固くてやわらかい木の感触、木の匂い、叩く音、不思議な木目、使い込むほどしっとりと馴染んでくる感じは幼い子にもきっと心地よいはずだ。
落書きしてもそれはそれでいい味になるかもしれないし、そこそこに厚みのあるものであれば削ってまたきれいにすることもできる。
そしていつかは、足を付け替えて素敵なカフェテーブルに変身するかもしれない。