「店長キラキラ化大作戦」⑱電話の向こうで電卓を叩かせないで~ - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

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「店長キラキラ化大作戦」⑱電話の向こうで電卓を叩かせないで~

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「売上げはどんな感じ?」
「はい、イイ感じです。目標のプラス2万円です!」

この店舗の担当マネジャーが、電話で話しているときに私は、へ~プラスマイナスで聞くんだね、と思いました。
長く本社の経営情報室で仕事をしていた私は、ついつい売上げは金額のプラスマイナスでは無く、%のプラスマイナスで考えるようになっていました。もちろん、全社売上げは最初に金額で捉えるのですが、傾向を報告するときに「前年比」で報告することが基本でしたので、%が中心になっていたのです。

電話を終えたマネジャーは私に言ってくれました。
「そうなんですよね~。私が店長の時、上司であるマネジャーから電話が掛かってきたら、必ず『前年何%?』って聞くんですよね~。わかってないですよね~(笑) お店って、そんなのすぐに計算できませんからね。ワークスケジュールには、毎時間の売上げと合計を書いているけれど、いちいち電卓で%計算なんかしていませんからね。目標や前年や前週に対して、どれくらいプラスかマイナスなのか?って考える方がシンプルですぐに暗算できますからね。それだけでお店って盛り上がるんですよ。誰も本社みたいに%でなんか考えていませんよ~(笑)」

この話を聞いたのはずいぶん以前でしたので、当時はまだ「相手軸」は語っていませんでしたが、私は店長やスタッフの気持ちや状況に立って考えていないなあ~と反省したのでした。

そう言えば、この会話の時に隣にいた経営情報室のスタッフが、「ならば、POS(レジスター)の画面やボタンをポンッと押せば、すぐに売上状況や目標との差や、後どれくらい売れば目標をクリアーするか画面に出れば、店長やスタッフもやる気がアップするかも知れませんね~」とアイデアを出し、POSメーカーと開発をスタートしましたっけ。その後どうなったのかな?

いずれにせよ、電話の向こうの状況を考えた会話を心がける事ってとても大切だと言う事です。マネジャーの軽いひと言(「何%売れてる?」)でも、いちいち電卓を叩かねばならない店長は、それだけで気分が萎えてしまうものなのです。

短い電話ひとつでも相手の立場や状況をよく考えてかけたいものですね。
また、本社やメーカーは、そう言うことをキッカケに、店舗のやる気が、よりパワーアップする仕組みを考えて開発していきたいものですね。


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