
- 大平 和幸
- 大平国際特許事務所 所長弁理士
- 神奈川県
- 弁理士
-
090-4227-0184
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
特許出願をしても、製品化しない、というケースはかなりあります。また、製品化したけど売れ行きが悪かったので販売終了し、特許は不要になったというケースもあります。
つまり、特許出願をしたからと言ってその特許発明を使用した製品がヒットするかどうかはわかりません。
では、どういう製品がヒットするか?ですが、それはマーケティング部、商品企画部等が一生懸命知恵を絞って考えています。そして最新のマーケティング理論にしたがってコンセプトを作り、製品化します。その際必要に応じて特許出願、意匠登録出願、商標登録出願をして製品を模倣から守るようにします。
そうやって、マーケティング戦略を練って製品化するのですが、ヒット商品になるのはそのうち、1000分の3位と言われてます。
すると、全ての製品に特許出願をしても、0.3%しか大きな収益を生まない、ということになってしまいます。実際には、企業での特許活用率は50%程度と言われているので、防衛特許や訴訟のカウンター用特許としての役割は果たしていると思われますが。
いずれにしても、特許出願により収益を上げる、つまり知財部をプロフィットセンター化するには、戦略マーケティングに基づく知財戦略、戦術があると有利と思われます。
こちらのブログでは、戦略マーケティングとコーチングについて書いています。
このコラムの執筆専門家

- 大平 和幸
- (神奈川県 / 弁理士)
- 大平国際特許事務所 所長弁理士
先端科学技術と知財活用の両方に精通した、農学博士の弁理士です
お客様の保有する知的財産を活用して事業を守り、競争優位を獲得できる知的財産戦略構築を行います。それに基づき戦略的に出願し、権利取得を行うことで有効な特許網(特許壁)を構築し、事業を独占することによりお客様の売上と利益の最大化に貢献します。
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