
- 池本 真人
- Div Design Webサイトの一級建築士
- 東京都
- Webプロデューサー
感情をコントロールするための学び
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あなたは何かの特技を持っていますか?
「私はこれなら人には負けない!」
というものを一つでも持っていると、自信というものが付いた気になるものです。
ところが広い世の中、上には上がいます。
自分が自信を持っていた特技で自分より優れた人に会うと、二通りの思いが心の中に浮かんでくることがあります。
一つは嫉妬というものです。
あいつには負けたくない!という気持ちです。
良きライバルという方向に向かう場合もありますが、敵意というものに変わっていくこともあります。
そうなると醜いものです。
自分の弱さを受け入れられず、虚栄心の塊になり、相手を非難したり攻撃したりして、自分を強く見せようとします。
そして、もう一つが憧れです。
憧れという言葉は良いように聞こえますが、それが行き過ぎると崇拝するようになり、しまいには依存になることもあります。
尊敬の念にいくのなら良いのですが、憧れの気持ちが強すぎると相手の本質が見えなくなるものなんですね。
「この人は凄い!」という気持ちが、自分の中に卑屈な心を作り出してしまうこともあります。
自分より優れた人を認めることは大切です。
ただ、それが敵意でも好意でも行き過ぎてしまうと、周りが見えなくなってしまうものなんですね。
大切なのは、どんな人に会っても、自分がどちらにも寄り過ぎず冷静にモノを見られる視点を持つということです。
そうすれば、下手に見栄を張ることも無くなりますし、相手を見下すようなことも無くなるものなんですね。
自分が常に真ん中にいられるようになれば、どんな人間に会っても争いにはなりません。
悟りとは「吾(われ)の心」と書きます。
つまり自分の心をコントロールするということでもあるんですね。
そのためには、どちらにも寄らず視界を広く見る必要があります。
どうして相手に必要以上の怒りを覚えたり、悲しみに暮れたりしてしまうかというと、視野が狭いというだけのことなんです。
崖崩れが頻繁に起きるような所だからとコンクリートで固めてしまっても、山の上に植林しなければ根本から解決しないように、視野を広く持たないと自分の心を平穏に保つことは出来ません。
ではどうやったら視野が広くなるかというと、世の中の道理というものを学んでいく必要があるんです。
いくらテクニックで人間関係や世渡りを身に付けたとしても、何かあった際に、すぐメッキが剥がれてボロが出てしまうものです。
感情を抑えるためには視野の広さが必要であり、視野を広げていくためには価値観や常識に捉われないことが必要になります。
それを教えてくれるものが仏教なんですね。
仏教の真髄を知ることで視野が広くなり、視野が広くなることで中道を歩むことがどういうことかもわかるようになります。
どんな人に出逢っても相手に左右されない強さを持つということ。
ブレない強い芯と、柔軟な心の双方を身に付けていきたいものですね♪
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