- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
その教育の方向性が、思想に対する教育ではなく、格差そのものを制度としてなくしてしまったことに大きなゆがみが生じてしまったのだろう。
実際格差というのは資本主義の社会で生きる以上必ず存在する。
しかし、格差というのは何か基準になるものがあって初めて存在するものなのではないだろうか。
例えば「偏差値」とか「年収」とか「会社の規模」とか「年齢」とか「役職」とか。
その基準によって、上と下は簡単に逆転する。
だから、一つの基準にとらわれないことで劣等感を回避することを教えたり、逆に優越感にひたってしまっている人間を戒めることもできる。
つまり、格差の無い状態をつくってしまったから、実際社会に出て直面する格差にやられてしまう現実ができてしまったのではないだろうか。
ふたたび「ゆとり教育」は見直されようとしている。
さて、もとの競争原理に戻りそうで怖い。
だって、競争って「勉強」のそれも「偏差値」だけの話になるでしょ?結局。
建築と建築家と設計事務所と住宅と横浜と家族と・・・
シキナミカズヤ建築研究所