こんにちは。
ヒトミ・キュービック・デザインの宇田川です。
本日は第2回目 「構図」についてをもう少しお話します。
レンダリングが終わった画像をPhotoshopでひらき、添景の樹木を配置し、さあ出来上がり。。。
では、ご覧いただく人にとっては、あまりにもそっけないパース作品になってしまいます。
絵の基本を見てみましょう。※フランス19世紀の風景画家 カミーユ・コロー
このように、「遠景」「中景」「近景」があるからこそ、絵に奥行きが出るわけです。
鳥瞰アングルや、ひきぎみのアングルでは、近景を入れるのは難しい場合もありますが、
この構成を頭に入れておくと、添景の配置も工夫できますね。
もちろんインテリアパースも同様です。遠景は難しい場合、近景として一番手前に何か
ものを置いてみましょう。
下の参考パースは、広場に対してオープンな建物の配置を強調してほしいとの
ご要望を受け、構図を工夫したものです。
「近景」の桜と「遠景」の桜を、「中景」の建物と広場を囲むように配し、春のやわらかな雰囲気
を感じていただけるように仕上げました。
【 構図のコツ2 】
遠景・中景・近景を意識して、絵に奥行きを与えてみましょう!
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