
- 徳本 友一郎
- 株式会社スタイルシステム 代表取締役
- 不動産コンサルタント
対象:不動産売買
ズバリ!大手仲介会社なんです
皆さんも目にしたことがある
<求むチラシ>
紙面に大きく書かれている
「探しています!」「求む!」
ペラっと裏返すと
地域限定で、いかにも探しているお客様の具体的条件が。
もちろん無料査定!
しかし、無料だからと思って気軽に電話してしまうと・・・
営業マンは、なんとか売却させようとします。
トントンっと話が進み
媒介契約が結ばれると売却活動が始まるのですが
じつは、マンションと戸建の場合は若干異なります。
マンションの場合は・・・
彼ら大手仲介会社は
<元付け>*1となり、
多くの物件の売却依頼を受けることで手数料収入を得ます。
自社のお客様にも販売活動をしつつ
物件をオンラインシステム「レインズ」に登録し
<客付け>*2を待ちます。
成約になった場合は
元付けの仲介料・・・・売主から
客付けの仲介料・・・・買主から …となります。
中古・土地の場合は・・・
<業販>(業者販売の略)といって
まとまった土地を一括して建売業者に卸すことを目的とします。
なので<求むチラシ>の条件には30坪以上・予算1億前後の場合が多いんです。
もちろん、中には本当に探している人もいますよ。
けれど
100坪などのまとまった土地で個人の買い手を探すのは困難です。
ですから、たいていは業者に卸すのです。
建売業者は一般のお客様と違い、値段さえ折り合いがつけば
購入決定も早く、仲介手数料も支払います。
この場合大手仲介会社は
売主(個人)と買主(業者)の双方から仲介手数料を得るのです。