
- 辻 昌子
- 話し方トレーナー
対象:老後・セカンドライフ
こんにちは。フリーアナウンサーの辻 昌子です。
番組の取材で、多くの方とお話しする機会がありました。取材させていただく方は、ほぼ初対面。
こちらの質問に対して、沢山お話ししてくれるのか?
こんな若輩者に、心を開いてくれるのか?
何をどう 質問したら良いのか?
取材前は、色々なプレッシャーでお腹が痛くなりそうです。
出掛ける前に出来ることは、取材先の資料を読むこと。想定質問を考えておくこと。
ただ、あまり質問を考えすぎると、それにばかり気を取られて、生の会話のキャッチボールをしそびれてしまいます。
一つ質問をして、その答えを聞きつつ、次の質問を考える…気が付くと、その答えが全く頭に入ってこない、ということになりかねません。
基本的に聞きたいことは用意しておいても、相手の話しにしっかり耳をかたむけることが大切です。
思わぬ興味深い話しが聞けると、やった〜と心の中で小躍りしたくなります。
まず、インタビュー前にはお互いにわかり合えるようにしたいもの。私はあらゆる角度から、ほめる要因を探します。
お召し物が格好良いですね、お顔が福顔のようにとても優しい雰囲気です、お店のインテリアがステキですね、などなど。
それをきっかけに、相手が自分のお気に入りを話し始めてくれるかもしれません。
人は聞いて欲しい、という欲求があるもの。
それを表に出すきっかけを探るのです。
更に、自分は何もわからない、どうしようもないインタビュアーです、だから一から教えてください、という姿勢を見せます。
知ったかぶりしている、や、こいつはどこまでこっちのことを分かっているんだ、と訝しがられる事がないように。
とにかく、聞きては、話しを伺う相手に、いかに良い気持ちでいてもらえるか、という事に心を砕くようにしています。
結果、「あなたには話し易かった」「知らないうちに、沢山しゃべったなー」などと言っていただけると、
あー今日は良かったなぁと、しみじみ仕事の楽しさを感じる事が出来るのです。
相手に寄り添う気持ちを大切にしたい、と思っています。
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