体罰がなくなると「〇〇」が増える可能性があります。 - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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体罰がなくなると「〇〇」が増える可能性があります。

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スポーツ界だけでなく、すべての「教える・教わる」関係のなかに


体罰


という手段があります。


前々から、その是非であったり、何が体罰なのか・・・という議論はされてきました。



これと同じような問題として、セクハラ、いじめ、差別があります。


これらは、どれも相手の感じ方次第といわれているものです。



例えば、先生が生徒に「受験、頑張れよ!」と肩を叩いた場合


「それは体罰じゃないでしょ?!」と思う人は多いと思います。



このように「それはセーフでしょ?」という価値観の違いが、

教える側・教わる側で違っていることが問題です。




そして、体罰が問題になるにつれて

「相手の身体に接触する」ということを意識的に避けるような風潮になります。


セクハラが問題視され、電車内で男性が「絶対に触れていない」対策をするかのように。




「体罰をなくす」


この動き自体は私は賛成ですが、もしも「体罰=身体的な攻撃」と解釈している人が多かったら



次に



【言葉の暴力】


が増えていくでしょう。



指導の最終手段になっていた体罰


その感情的な指導を「身体で」できなくなったら


「じゃぁ、言葉で」


となる指導者が多くなると思います。




教育大学でなくても、どの大学でも「体罰」については学んだと思いますが、


体罰は「言葉」も含めて考えるべきこと

です。



もしも、

【身体的な体罰】がなくなっても

【言葉の暴力】に指導が変わっていくようだと、

根源は何も変わっていないのかもしれませんね。









一方、私は、もう1つ「増えること」があると考えています。



それが、以前のブログにも書いたかもしれませんが


【無視、放棄】という手段です。



つまり、体罰はダメ、言葉で怒り散らすのもダメ・・・


となると、指導者(上司)の中には


「もう、どうしていいかわからん!」

と、指導を投げ出してしまうかもしれません。




こうなると

生徒、選手、部下の人は


・自分で学ぶ

・自分で怒られる前に気がつく


しか成長する方法がなくなってしまうかもしれません。





要するに、私の考える

【独学】が今まで以上に

必要な時代が来るということです。




近い将来、先生・上司・コーチ・監督は


「怒らない」「体罰をしない」指導になる反面


【自分で気がつきなさい】


という指導になるかもしれません。




塾屋の提案する【独学】は、学生のみならず、これから全ての【学ぶ人】にとって


必要な考え方、技術になると思います。




再三、言っていますが


もう先生に依存するのは止めましょう。

(スポーツでいえば監督、会社なら上司)


自分で気がつき、判断し、自分で改善をする。


先生や監督、上司とは、自分からアドバイスが欲しい時に頼りにする関係がベストです。


それを学生のうちに勉強で経験しましょう。

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